さとルーヌス?i????URL??24??????????g?p????????B?jのブログ

TVゲームをしていた筈だった

敵の白い玉をどうしても倒せなくて

画面の前でじれていたら

いつの間にかトンネルを車で走っていた

ライトはつかない

暗いトンネルを懐中電灯で照らしながら疾走していた

どんどん加速していたのに

車はちっとも動いていなかった



懐中電灯が行き止まりの壁を照らした

両脇の壁にはバーカウンターのようなものがある

キャビネットの硝子の奥に店鋪が見える

人の姿がない

まだ開店前だろうか

よく見ると左のキャビネットの中に人が折り重なっている

人形のように動かない人々


彼らを動かせば店は開くのだろうか



        



カウンターの上に絵本を見つけた



陰惨な人形達の謎が描かれていた



頁をめくっていくうちに絵が動き出す

絵は銀幕ほども拡がって



いつしか自分は冬のロシアに立っていた
2007年12月03日 記


連呼される「負けられない戦い」とやらが早々に消滅し
貴重な静けさが復権する事を願いながら
薄暗い世界の道筋を辿る夜。

灯明は我等の内に絶やさず。

滅びた月は笑っていたが。



夢をいくつか見た。

黒い巨大なエイが水路を蠕動しながら進む

水路を渡ろうとその肉を掴んでみると

舞台の暗幕のようであった

いつしかその内側に引き入れられ

見上げると黒い天蓋のてっぺんで黒布の手が本を取り出した

分厚い絵本が開かれる

そこには驚異的な絵物語が記されているのは分ったが

見る事叶わぬまま目覚めてしまった




訪ねた家で懐かしい茶色猫が待っていた

自分を見つけるや猫は嬉しそうに胸目掛け飛び込んできた

どうしてかその軌線は斜め横にずれてしまう

何度も何度もトライして

ようやく自分の胸に着地した

抱きしめた

柔らかかった


気がした


確かに、あの時、今は亡き母は言った。


「ほら、なんだろねー? 屋根の上に動物が沢山‥‥」


このマンションの踊り場の窓から
丘の斜面を埋める民家群の頂きに、大きな寺と思しき屋根が見えた。

そこに何かの動物の彫刻が並んでいた。

石なのか青銅なのか
青っぽい猿やら狛犬やら麒麟っぽい動物の像が
いくつもいくつも、踊るように並んでいた。

私も、初めて、それを見た。





見た筈だった。







ふと思い出して、ある日、また見てみた。
 



















何も無い。

寺の屋根さえ無い。







その後、丘の上を巡ってみたが
うちから見える範囲に、寺らしきものは存在しなかった。