2007年12月03日 記


連呼される「負けられない戦い」とやらが早々に消滅し
貴重な静けさが復権する事を願いながら
薄暗い世界の道筋を辿る夜。

灯明は我等の内に絶やさず。

滅びた月は笑っていたが。



夢をいくつか見た。

黒い巨大なエイが水路を蠕動しながら進む

水路を渡ろうとその肉を掴んでみると

舞台の暗幕のようであった

いつしかその内側に引き入れられ

見上げると黒い天蓋のてっぺんで黒布の手が本を取り出した

分厚い絵本が開かれる

そこには驚異的な絵物語が記されているのは分ったが

見る事叶わぬまま目覚めてしまった




訪ねた家で懐かしい茶色猫が待っていた

自分を見つけるや猫は嬉しそうに胸目掛け飛び込んできた

どうしてかその軌線は斜め横にずれてしまう

何度も何度もトライして

ようやく自分の胸に着地した

抱きしめた

柔らかかった


気がした