出会いは偶然の必然
なんていう言葉があるけれど、私自身まだその言葉には懐疑的である
そうかもしれないし、そうじゃないかも知れないし。。
だだ今生きながらその真相を究明中って感じである
様々な人との出会い、縁の紡ぎによって現在あるわたくし。。
様々な個性の方に出会って来たがどんな出会いの中にもそれなりに学ぶことだけは絶対にある
という事だけは確信を持って言える
前置きはさておき今回のミュージカルDAICHIのお話は作曲家、脚本家、プロデューサー全てを兼任している(笑)
まきりかさん
と言う方からの突然のオファーにより始まりました
言っても演劇の世界と言うのは知ってる人は知っているしコアなファンもいるけれど知らない人は全然知らない…
かつて既に人気を博していた大人計画、キレイの代役が決まった時でさえ
演出家の松尾スズキさんに
俺の事知ってますと聞かれ慌てて台本の表紙の名前を見て
松尾…スズキ…何で苗字が2つ。。とうっかり言ってしまうような私であるから
当然まきりかさんの事は知らなかった。。
でも頂いた音資料やDAICHIの台本を読んでとてもシンパシーを感じ
何よりも歌詞と劇中の曲がいいなと思ってお会いする事となり
今日に至りました
ここまではまぁ普通の話し、なんですが、タイトルに書いた不思議な縁
まきりかさんとの不思議な縁には続きがあるんです
20年程前、ニューヨークから帰国した私は諸々の大人の事情でダブルオーレコードからavexに移籍し、事務所も移籍し
再デビューに向けてあらゆる楽曲をレコーディングしていたんです
ええ…わたくしもともとは歌手志望だったんです…(笑)
しかしモデルデビューしてまもなくモデル事務所から芸能事務所に移籍
そこでは社長と二人三脚だった為、
(社長当時36歳わたし17歳の頃)
とにかく先ずは名前を売るために何でもやっていこう
と言う事でバラエティでも何でもやっていたらそのキャラが世の中にいち早く受け入れられてしまったので
どうも歌手志望の夢からは離れてしまったんですが(笑)
(でも一応歌手デビューはさせて貰った)
話を戻します
そんな感じで沢山働いたご褒美に23歳時、約1年程、夢だったニューヨーク留学もさせて貰い
帰って来てから再デビューに向けてあらゆるタイプの曲をレコーディングしまくっていました
しかし。。
当時のavexで出来上がってくる曲と自分がマッチングしない感があり
私はとても悩んでいました。。
不思議なものでその曲自体は良くても歌ってみるとなんか合ってない。。みたいな事って凄くあるんですよね
そんな中物凄くキラリとひかる曲と歌詞がありました
そしてそれはめちゃ熱いロックでした(笑)
タイトルは【ひとり】
ピンと来たのでこれが歌いたいと言って一応レコーディングしてみたところ
凄くよい仕上がりでした
でも
当時の私らしさはゼロでした(笑)
歌い方も一切変えたので曲だけ聴いたら誰かわからないレベルでした(笑)
しかし制作サイドは良いじゃんなんか良いじゃん祭りで盛り上がり
再デビューなんだしそれぐらいのインパクトあっても私も良いんじゃないかと思ったんですが
上層部からボツが出まして
大人の事情やドラマとのタイアップの絡みもあり…
普通にいい曲のやつに落ち着きました。。( ̄∀ ̄)
ご存知のとおりその後歌は出していません。。
私自身も何だか意気消沈してしまい。。それは20年経った今も続いていて、また歌やらないの
なんて言ってくださるお声にも
うん。やらない
と、なっています
しかしそんな中にも未だに心にふと思い出す曲があるんです
それが【ひとり】
今は時代も変わって音楽を取り巻く環境も随分と変わりました
私も独立して小さいながら会社を持ち、社長なので、自由( ̄▽ ̄)
ひとりの歌詞の出だしはうる覚えだが、印象的なサビから始まるかんじで
1人だっていいよ
もう泣かないよ
このまま たとえ 傷ついたとしても
ただ風が吹いて 揺れる 花のように
ただ あなたを …ひとりを… 愛す
と、なかなか熱い歌詞で曲全体を通して不動心を感じさせる歌だったので
純粋に唯一歌としてもう一度歌いたいとしたらこれかなぁ。
きっと今なら鈴木蘭々
誰、それ
みたいな感もあってイメージとか気にする人も周りにいないのでいいのになぁ…でもアレ誰書いたんだろ…と思っていました
しかし
それは居た
目の前に(笑)
その歌詞を書いたのはまきりかさんだったってオチ…
向こうも20年も前の話であり、何十曲もある中での一曲の話しなので
覚えているわけもないであろと思い、あえて言うつもりも無かったらしく
DAICHIの稽古に励んで居たわけなんですが
ある日の雑談でその事実が判明
何と言う奇跡(笑)
しかしさらにオチがあります
作詞はまきりかさんですが
肝心の作曲者は不明。。その人が今音楽活動をやっているのかさえ不明。生きているのかさえも不明。。
当時のネームで検索しても出てこないようで…
誰も連絡先もわからぬ故、物凄く長く話しを引っ張った割には
奇跡二分の一
で、この話は終わってしまうのであります
( ̄▽ ̄)
でも作詞した人に偶然出会っただけでも不思議な縁で紡がれた感があります
今回のこの偶然の出会いが
必然と言える日はくるのだろうか
偶然の必然
この言葉に確信を持てる日は
くるのかな。。