今度とある新聞のインタビューで1人暮らしについての話しをする事になっているのですが
その事前質問でいつ頃から一人暮らしを始めたのですか?という問いがあった
間違えてはならないので学生時代の頃の手帳を引っ張り出して時期などを確認
今は予定を書き込むだけになってしまったけれど昔は手帳に短い日記を毎日書き込んでいました。
もうボロボロになっている当時の手帳を久しぶりに開くと
忘れかけてた記憶が蘇ります。
18歳になった年の冬、初めて1人暮らしをする為に実家を出た2日後
兄が天国へ行ってしまった事は今までもインタビューやらこのブログでもかつて話した事があるかもなので端折りますが
日記にはその2日後の気持ちが書かれていました
【対決挑んでス
社長に大丈夫か?と言われたけど
お兄ちゃんが死んだ事が信じられないからそんなに辛くなかった。】
その日は当時テレ東深夜でやっていた対決挑んでスという番組の収録で
当日朝、表参道で待ち合わせていた社長に
「大丈夫か?」
ときかれて
「うん」と答えた瞬間の場面が思い出されます。
数日後のお通夜や告別式での感想も書かれてありました。
【お兄ちゃんとの最後のお別れの時、
お母さんが背広を入れた。その時お兄ちゃんは笑った】
障害者だった兄なので
当然背広なんて着る機会などは無く…
それでも年齢的には26歳になったばかりで世間では立派な社会人
また兄は「あぶない刑事」というドラマが大好きだったので
それもあって背広を入れたんだな…お母さん
と思うと涙が溢れてきました(;_;)
あの時も背広を入れた理由は理解していたと思うんですけど
悲しかった記憶がありません…
寧ろお兄ちゃんが笑ったように見えてたくらいで
皆んなに
「お兄ちゃん笑ったよ!見て笑ったよ!」
とまで言った記憶があります。
今になって読み返してこんなに悲しいのは何故なんだろう…。。
でも朝から手帳見て涙を流しつつこんな事も同時に思う。。
この世に産まれて生きて死ぬって
全てが一大事ですよね。