またいつの日か… びーちゃん | LANI'S 野々垣 弘子の『幸せになる為の思考論』

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最愛のペットの死。

もう、あれから4年程経過しますが、私はポメラニアンのびーちゃんのことを、1日たりとも忘れた事がありません。


ここから先は、ちょっと不思議なお話になりますので、ニガテな方はどうかご遠慮くださいね。





かれこれ2年半ほど前に遡ります。

当時私は、あるサイトでコラムを依頼されており、ちょっとだけスピリチュアル的な思考で記事を書いていました。
(のちに、これが出版へと繋がります)


そのサイトを運営している企業から連絡があり、

『イギリス人の有名なミディアムシップの方が名古屋にいらっしゃるので参加しませんか?』

という案内をいただきました。


その企業の社長もいらっしゃるという事で、ご挨拶がてら伺ったのが始まりです。


【ミディアムシップ】というのは、所謂あちらの世界の人と通信が出来る人、

日本でいうと東北の【いたこ】がイメージでしょうか。



お話を伺ったあと、隣や前後の席の人から感じるものを読み取っていこうというレッスンが始まりました。


え!? いきなりそんなこと言われても〜…

わかる時はわかる瞬間って、第六感って、本来なら誰にも備わっているもの。

けれど、大人になるにつれてその力は段々と失われていくものだそうです。

よくあるじゃないですか、誰も居ないのに赤ちゃんがバイバイしたり、話したり、犬が吠えたり…
(この恐怖体験は何度もありましたが(-。-;)



『この人、わかる人だな』

ということくらいは、一応わかります。


たまたま前後の席で、私とペアになったMさんはまさに『わかる人』

いえ『わかり過ぎる方』でした。




勿論初対面なので、お互いの情報は一切知りません、名前すら知らないのです。


Mさんはいきなり「小さな白い犬、赤いリードをつけてる」と言われました。

「甘いものが大好きで…おじいちゃんが大好き。
オレンジ色の布団、和菓子が好き…ケーキじゃなくて…」




え‼️まさにそれは、びーちゃんじゃん‼️



「脚が悪かったけれど、痛くない。今は元気に走り回っています」

先天性の膝蓋骨脱臼だったびーちゃんは、悩んだ末手術は行わず、様々な病気を抱えながらも13年という生涯を一生懸命に生きました。


まだ子供がいなかった私にとって、びーちゃんは子供の様な存在でした。

いつの間にか犬年齢は、私の人間年齢を超え先におばあちゃんになってしまいましたが。

息子が生まれて自宅に来た時は「いきなり変なモノが来た!」と感じ、自分のお姫様ポジションを奪われたことを察知し、わざとおいたをしたびーちゃん。

お散歩が大好きで、前脚だけで器用に歩いていたびーちゃん。

車に乗せると、病院だと勘違いしていつも震えていたびーちゃん。
だからあまり遠くには行けなかったね。



ひとことでペットと言っても、様々な人生、犬生があります。

それは私たち人間と同じです。

親を選べない子供と同じように、飼い主を選ぶ事は出来ません。


愛情に触れることなく、死んでいく動物たちも沢山居ます。

人間も同じなのかもしれません。



人間と同じ様に、家族の一員としてしっかりとその犬生を生ききったものは、犬の世界ではなく、人間の集まる世界に還るそうです。

犬としての人格、犬格というのでしょうか、それを持つものは、人間が還るあちらの世界に戻れるのだそうです。



後日伺ったのですが、Mさんは私以上の愛犬家で、その人間を超える様な愛犬のお話については驚くばかりです。


もしかしたら、今頃びーちゃんは、Mさんの愛犬たちと楽しく遊んでいるのかもしれません。

そしていつの日か、私にお迎えが来た時は必ずびーちゃんに会えるそうです。


そちらの国の、餡子は美味しいかな?
本当の家族と再会して、楽しく駆け回っているのかな?
獣医さんにはいつも叱られていたママだけど、もう体重管理なんか気にしなくていいからね。



ふとした時に浮かぶ、びーちゃんの笑顔。

ふとした時に感じる、びーちゃんが通り過ぎるあたたかい風。



びーちゃんが頑張って生きた様に、ママもまだまだ頑張って生きるね!


またいつの日か…びーちゃん。



草餅にかぶり付くびーちゃん。