親友が肺ガンで亡くなって。
もう12年も前のことになる…
私がラニオラを起業した
ちょうど33歳の頃。
MixiというSNSが流行ってて
(今のフェイスブックみたいなの)
一時は同級生たちとの再会を喜び
よく飲み会を開催していた。
その時に中学・高校と
妙蓮寺の地元も一緒の
仲良しだったリリーちゃんとも
再開した。
そんなある日。
リリーちゃんと偶然
妙蓮寺のラニオラの前で
会って
「あ!聡子に直接言っておきたい
ことがあったの。」
と前置きを言われ
次に発する言葉に息を飲んだ。
「私、実は肺癌で・・・
もう末期なんだよね。
だから、あと数ヶ月の命。」
と笑顔で話していた。
「え!?なんで末期なの?
なんで、そんな重い病気なのに
気づかなかったの?」
突然のカミングアウトに
気の利いたセリフが出てこず。
つまらない質問をしてしまった。
それでも、リリーちゃんは
丁寧に私の質問に答えてくれた。
「多分・・・発症してから
1年くらいは肺癌を
見つけられなくって。
何の病気なのか
わからなかったから。」
と話してた。
一番最初は背中が痛かったようで
整体に行き、なんとなく
その時は良くなった気持ちになり
痛みをだましだましにして
過ごしてたという。
それでも背中も痛いし、
しばらくしたら
熱や咳も出てきたから
内科に行ったそうだ。
しかし、医者では風邪と診断され
薬を飲んで、又少し良くなって
を繰り返していたという。
だが度々同じような症状に対して
リリーちゃんもおかしいな?
と思い、色んな病院に行って
精密検査を受けたら・・・
やっと、肺癌だとわかったそうだ。
背中が痛いとか、熱や,咳
くらいだったから。
お医者様も風邪だと言ってたから。
まさか自分が癌になるなんて
思いもしなかったから。
リリーちゃんと再開し
少し経った時には
もうステージⅣの
末期癌になっていた。
あと何か月生きられるかわからない
リリーちゃんに
私はできるだけ仕事の休みの日や
時間が少しでもできた時は
会いに行った。
なぜなら私は、父が間質性肺炎
と診断され、余命が残り数ヶ月
と言われた時に
父は本当にたったの3ヶ月で
亡くなってしまったからだ。
だからリリーちゃんには
生きている間に
できるだけ沢山会って
一緒の時を過ごしたいと思った。
リリーちゃんの誕生日は
1975年11月1日。
リリーちゃんの命日は
2011年8月24日。
リリーちゃんはまだ
35歳だった。
とても若い死だった。
再会してから、
あっという間に
亡くなってしまった。
まだやりたいことも
沢山あっただろう。
まだやり残したことも
沢山あっただろう。
彼女の儚い残りの人生を
少しだけ共に過ごせ
彼女の沢山の優しさと
強さと、葛藤と、涙と
私にくれた言葉は
今の私の折れない心
這い上がる力になった。
その中でも。
私がラニオラを起業して
2年目だったあの頃。
『今、お店でこんなことがあって
ツライんだよね。』
と相談したら・・・
『ば~か、聡子よりも
私の方がもっとツライよ。』
と、また笑顔でリリーちゃんに
言われてハッとした。
その頃には、体重も35キロを切り
髪の毛も全部抜けてしまい
生理も止まってしまってた
リリーちゃんは。
もう自分に残されている時間が
わずかだと感じていたからだ。
私は酵素風呂を沢山の人に広め
『健康で毎日を過ごせる事が
どんなに幸せな事なのか』
を伝えていけたらいいなと
その時強く思った。
リリーちゃんの逞しくも
儚い人生に感化され
私はラニオラの酵素風呂に
心と身体の健康を求め
汗をかきにいらしてくださる
お客様を、全力で生きてるうちに
お埋めし続けたいと思っている。
そして、今、健康で
生きているあなたが。
人生の荒波を力強く乗りこなし
大いに日々を楽しんでいけるように
ずっと酵素風呂ラニオラで
サポートしていこうと誓った。
代表取締役 島 聡子
愉快な仲間50名と
楽しく営業中
酵素風呂&エステ
Lani Ola(ラニオラ)
ラニオラ東京店(六本木駅徒歩1分)
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