伊藤邦武ほか(編著)『世界哲学史8』 | (元)無気力東大院生の不労生活

(元)無気力東大院生の不労生活

勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 伊藤邦武ほか(編著)『世界哲学史8』を読了。

 

 8巻シリーズの最終巻。
 最終巻は、もはや近現代を対象とすれば何でもアリになってしまっているよう。
 これまでの各巻と同様に、各章は興味深いものも多く、決して悪い本ではないのだが、やはり世界哲学史を編むという企画は残念ながら最後に完全に霧消したと評せるだろう。
 たぶん、物好きしか全巻は読まないと思うので、これはこれで良いのかもしれないが。