小林道彦『近代日本と軍部』を読了。
1868年から1945年までの日本の軍部と政治の関係について丹念に描いた労作。
ちょっとした一人一人の運命の綾が結果として組織や国の命運を分ける決断や決定につながり、それが最後には敗戦に至る。その綾が何度も出て来て、その都度、「もしもこのとき、こうならば」と思いながら読んだ。
500ページにわたる大著だが、最初から最後まで濃密で、ページをめくる手は止まらなかった。
近代日本と軍部 1868-1945 (講談社現代新書)
1,430円
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