上山浩『トンデモ“IT契約"に騙されるな』を読了。
新年最初の更新も読了本の紹介から。
著者はベンダーの法務部勤務などを経て、弁護士資格を取得。経産省の研究会でモデル取引・契約書の策定にも関与。
題名はセンセーショナルだが、中身はいたって真面目なもの。17章から成るが、各章の内容がそれぞれ大変示唆に富む。
実際の現場では、そのいくつかを「飛ばして」しまったがために、後々紛争に発展するということだと思う。どうしても、「速度」が求められる分野ゆえに、疎かになってしまうこともあるということだとは思うが、リスクマネジメントという観点から、本書で示されるようなポイントは予めおさえておくべきということだろう。
以下の新版が出ていますが、確認のために旧版から読みました。
トンデモ“IT契約”に騙されるな
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