田中孝男・木佐茂男(編著)『新訂 自治体法務入門』を読了。
題名にあるように、新訂されたもの。以前の版は読んでいないが、最近の地方分権の流れを反映した改訂になっているはず。
内容は基本的な事項をきちんとおさえており、いわゆる初学者でも無理なく読んでいけると思う。ただ、「法務」に関して心構えを説いた部分も多く、そういうものは、例えば自治体の職員として働くのであれば、そもそも採用試験を受ける前段階の話だと思う。どちらかと言うと自治体の現職職員を読者に想定した本だが、この本のレベルに達していない人が採用されているとしたら、それはそれで納税者として不安になる。
公務員試験の受験生にこそ読まれて欲しい一冊。
新訂 自治体法務入門
Amazon |