岡本裕一朗『いま世界の哲学者が考えていること』 | (元)無気力東大院生の不労生活

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勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 岡本裕一朗『いま世界の哲学者が考えていること』を読了。

 

 ガブリエル・メイヤスー・フェラーリスなど、日本では必ずしも十分に紹介されていない現代の哲学を代表すると言って良い人々の簡潔な紹介から、ITやバイオテクノロジー、宗教や環境問題に対する現代の哲学者の応答まで、全体の見取り図をコンパクトに与えてくれる。

 

 ブックガイドも各章についており、より詳細を知りたい場合への対処もきちんとなされている。
こういう本は最近あまり見ないので、なかなか良いポイントを突いたと思う。