ジューン バーナム・ロバート パイパー『イギリスの行政改革―「現代化」する公務』を読了。
まず、よくぞこのような本の邦訳を商業出版に載せたものだと思う。
内容は、イギリスにおける「公務」のあり方の変容をまとめたものである。
この本に書かれていることがそのまま日本の公務員制度改革に適用したり出来るのかと言えば、そうはならない。さらに言えば、おそらく参考にすらならない可能性が高い。
やはり、「公務」と一言で言っても、それは各国の歴史や文化を背景にして、様々な意味が込められてきたわけであって、安易に他国のあり方を取り込むことが出来ないということだろう。
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