エイモリー・B・ロビンス『新しい火の創造』 | (元)無気力東大院生の不労生活

(元)無気力東大院生の不労生活

勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 エイモリー・B・ロビンス『新しい火の創造』を読了。

 

 脱化石燃料の方途が具体的に語られている。

 それこそ、化学プラントのパイプの構造を変えるといった詳細な事例紹介にまで踏み込んでいるので、理念的な掛け声に終わらない迫力がある。


 だからと言って、直ぐに原子力発電を全廃出来るほど簡単ではないと思うが、この本では日本はエネルギー効率を高めたきた国として紹介されており、脱原発を進めることで、日本がエネルギー分野での先進国になれる可能性があることも示唆される。


 とにかく厚い本だが、じっくり読みたい一冊である。


新しい火の創造/ダイヤモンド社
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