Mordecai Lee、Grant Neeley、 Kendra Stewart (eds.)『The Practice of Government Public Relations』を読了。
主に政府の広報担当者向けに書かれた本。
二つのセッションに分かれ、前半は個別の手法について、後半は全体の戦略などについて論じられた論文が並ぶ。
前半のセッションは、具体例も交え、直ぐに実践出来そうな内容が並ぶが、後半のセッションは概念的な記述も多く、心掛ける必要はあっても、では具体論となると「?」となってしまう内容になっている。
そういうことが起きるのも、各論文の執筆者間での意思統一が出来ていないことによるだろう。いわゆる教科書的な使い方が想定される本なので、その辺の配慮が欲しかったと言えよう。
もちろん、日本の中央・地方両政府の広報担当者には是非読んで欲しい一冊。
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