黒田武一郎『時のはざまに』を読了。
検索せずとも、ある程度明らかにされているので、書くと、著者の黒田氏は総務省自治財政局の現財政課長です。
この本が二冊目の作品のようです。
この本は、定年退職を間近にした男女と、彼らの息子世代にあたる男性が主な登場人物。
彼らが、クライマックスで交差する。
この交差の仕方が、少々紋切り型。
電車内で化粧をする女性、キレる若者、暴走する中高年。
一気に全てが出揃うのは、流石に出来過ぎだ。
このような出来過ぎな場面があるとしても、全体としては、十分な完成度を誇り、きちんと読める小説作品となっていると思います。
- 時のはざまに/黒田 武一郎
- ¥1,575
- Amazon.co.jp