瀬戸一夫『無根拠への挑戦―フィヒテの自我哲学』 | (元)無気力東大院生の不労生活

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勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 瀬戸一夫『無根拠への挑戦―フィヒテの自我哲学』を読了。


 とりわけ分かりにくいとされるフィヒテの議論を整理しようとした作。

 鏡の事例やローンの事例などを利用することで分かりにくい部分を出来るだけ解き明かそうとしており、その苦労の跡が随所にうかがわれる。

 それでも、何か釈然としないところが最後まで残る。


 とりわけ、第三原則が、どうして成立し得るのか、やはり、分かりにくい。


無根拠への挑戦―フィヒテの自我哲学/瀬戸 一夫
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