先日、アラン・シリトーが亡くなった。
おそらく、現在の日本で、彼の名前など、もはや忘れ去られているのだろうし、実際に、その作品を読もうと思っても、大抵の書店には彼の作品は置かれていない。
さらに、おそらく、少しでも興味を持って、彼の作品を読んでも、大きな感慨を受けるようなこともない。
と、ここまで書いて、もう一度確認しようと思って、書棚にあるシリトーの作品を手に取り読んでみました。
読んだのは、『土曜の夜と日曜の朝』。
読了して、やはり、いくばくかの普遍性は持つものの、時代性や国の相違により、私自身には迫って来る何かがありませんでした。
『土曜の夜と日曜の朝』も新潮文庫では品切れ状態ですが、それは仕方がないことなのかもしれません。
- 土曜の夜と日曜の朝 (1979年) (新潮文庫)/アラン・シリトー
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