二元代表制 | (元)無気力東大院生の不労生活

(元)無気力東大院生の不労生活

勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 原理原則を言えば、地方議会には与党も野党もない。

 そもそも、議会と首長(行政)の二元代表制を採用しており、議会の中から首長を出しているわけではないのだから。

 

 そんなごく基本的なことを、国会議員もマスコミも、さらには地方議員自身も分かっていない。

 

 地方議員イコール国会議員の縮小版ではないのですよ。


 国政に地方議員の選挙が関係あるとかないとか言う前に、ごく基本的な制度的相違をきとんと理解しておくべきでしょう。


 こんな基本的な事項が等閑にされている状況にこそ、この国が抱えている問題点の大本がある気がしていますが。


 都議会に関して言えば、そもそも自民党も民主党も、石原知事の提案に対して、ほとんど同じような対応してきました。さらにいうと、共産党は反対ばかりしていただけ。

 本当にすべきことは、知事の提案に対して是々非々で臨み、承諾しがたい提案に対しては対案を出すことです。幸か不幸か、共産党は議席を減らしたので、単独では議案を提出できなくなりましたが。

 

 そういう地方議会本来のあり方を、今回の選挙を受けて、都議会は見せて欲しいものです。

 って、都内にいる時間の方が長くても、選挙権は神奈川県の方の私(笑)


増補版 自治を担う議会改革―住民と歩む協働型議会の実現― [自治体議会政策学会叢書/Copa Books] (COPABOOKS―自治体議会政策学会叢書)/江藤 俊昭
¥1,575
Amazon.co.jp

 こういう時には、江藤先生の著書を。