柏木さんとレーティング | (元)無気力東大院生の不労生活

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勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 テレビ神奈川のテレビ中継の解説を務める柏木さん。

 個人的には、柏木さんの予想よりもレース回顧の方が信頼性が高いと思っています。

 ジャパンカップダートの回顧がnetkeibaに出ていますが、偉いな~と思いました。

 http://www.netkeiba.com/news/?pid=column_view&no=11165


 きちんと自分の予想の間違いを謝っている(笑)


 この回顧では、レーティングの矛盾が指摘されていて、別の意味でも興味深いです。

 先日も、このブログで書きましたが、レーティングというのは問題を含んでいます。その付け方に基準があると言っても、所詮人間が付けるひとつの「指標」に過ぎませんから。

 レーティングはハンデキャッパーが付けているはずですが、もし、その指標が完璧なら、例えばハンデキャッパーがハンデを決めるハンデ戦は、その理想通り、ゴール前で出走馬が横一線になるはず。そうならないのは、当然と言えば当然です。馬の能力を人間が外から見て順序付けすることは困難なのです。

 レーティングが何かの参考として存在するのは、問題ないと思います。しかし、それをレースの出走順決定に使用するのは問題があるのではないかと思います。

 

 にもかかわらず、今週号のGallopの目次ページの「Gallop抄」には、条件戦での出走馬決定法にレーティングを用いてはどうかとの趣旨のことが書かれています。

 その記事でも指摘されるように、条件戦は重賞とは異なった出走馬決定法を採用しており、その結果、弊害も出ていますが、だからといって、問題含みのレーティングを安易に使用して良いものなのかどうか。

 

 条件戦については、除外馬が多いなら、レースを増やす。これが第一に考えるべきことだと思います。1日12Rという体系に問題の一端があるのです。こういう問題があると、いつも背後に農水省の存在がチラつきますが、今度こそJRAが頑張って、法律変えるべきです。

 だめなら、もともと出走馬が少ない地方競馬とより一層連携して、交流戦を条件戦レベルで充実させてはどうでしょうか?


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