アジアへの旅立ち
今回のブログから、昨年11月半ば約2週間かけて歩いたアジアへの旅について綴っていきたいと思います。
今回の旅は、次の事業を展開するに当たり、「どの国をターゲットにするか?」という非常に重要な部分の探りでした。
次の事業というのは、日本語及び英語教育、並びにリーダーシップ教育を選定国で実施し、潜在能力のある優秀な人材を育成し、その人的資源を日本に輸出するというものです。勿論、日本の大学への進学や語学留学、又は正規社員として日本企業への売り込みも視野に入れています。加えて、外国人労働力を日本の企業に受容していただくわけですから、当該企業の皆様方にも外国人労働者が受講したものと同様のリーダーシップ研修を受講していただき、同じ思考を共有していただきながらお仕事をして頂き、日本人従業員に対し多様性の受容に関して意識向上を図っていくということも考えています。
ここで重要なのは、先ず「親日国家」であることです。何故なら、戦前・戦中の時代、帝国陸軍海軍軍人や軍属、またそれらの組織・人々と協力関係のあった官民が行ってきた、所謂「当該国の独立に貢献してきた行動」と、その逆で「その国から富や資源を略奪する行為やその国において行った悪行」と、戦後の日本が行ってきた賠償及びODAを含む援助など、全て飲み込んだうえで、消化し、それでも尚、日本や日本人を高く評価していただける国民でなければ、彼らに対し資質を伸ばし、識能を向上させることは非常に難しいと考えていたからです。
要するに、素直に教育を受け、愚直に努力していける国民性でなければ目標達成は困難になるからです。素直さは、資質向上、識能向上の両面において非常に重要です。理解・消化・実践の中で素直さがあれば、心の余裕を引き出し易くなり不測事態への対処もしやすくなります。つまり、レジリエンシーも強化されていきやすくなります。このようなことを考慮していけば、日本、日本人に対し尊敬の念を持つ、又は友好的な情を持っている方がいいわけです。そのような人々がしっかりと教育を受け、凛とした態度で愚直に奮闘すれば、彼らの心・言動・行動は日本人を必ずや感化し、素晴らしい化学反応を起こすと信じているからです。
さて、今回は、ミャンマー、マレーシア、そしてインドネシアの3カ国について「よく観察し、将来的にビジネス(語学教育及び精神教育の付与)の実施の可能性を探るというのを目的に設定しました。
当初は、ミャンマーのみ行く予定でしたが、知り合いの社長とミャンマーで落ち合い、そこからマレーシア、インドネシアに行くという旅に誘われたため、このような旅程を組むこととなったのです。
何故、ミャンマーなのか?この理由については次の回以降順次紹介していきたいと思います。