突然の報告ですが、株式会社日援は新規事業に向け踏み出すこととなりました。そこには、私個人の想いが基礎となっております。
現在まで語学教育やリーダーシップ研修等の事業を展開しておりましたが、今の企業様、個人のお客様の要望と私の提供するサービスには大きな乖離があると感じたため一旦ここで目標達成(日本国と日本人精神の再興に資する)のための方針を大きく変更する必要が出てまいりました。
私が危惧しているのは、誇りある民族である日本人が誇りを失い、和を軽んじ、皇国日本が亡国となってしまうことです。現代社会は、超高齢化社会であり全人口の60才以上の割合は増加し続け、また若年層の割合は減少し、併せて全人口は減少を重ね、多くの統計では、現在の人口1億2千万から8千万人程度まで落ち込む予測が出されております。
こうなってくれば年金制度の財源を支える労働力の確保もままならず、また介護福祉制度においても手厚い対応を期待することは出来なくなっていきます。また、労働力や職業の分野に関して考察しても外国からの労働力に頼らざるを得ない状況になっていきます。
介護、建設、農業、IT、多くの分野において外国人労働者を必要としている現実があります。多くの民族、異文化が日本社会に入り込んできます。
日本は古くから「和」の国ですから、上手に異文化、他民族を受け入れ、融合し、歩んでいくことが出来ると思います。
つまり、多様性の受容です。
しかし、ここで重要なのは、「和」の精神、「武士道の精神」、そして日本の伝統・文化を彼らと共有していかなければなりません。そのために私達日本人は、正しい「日本の歴史」を学ぶ必要があります。そして「誇り」を取り戻さなければなりません。「歴史・神話」を学ばない民族は亡びると言い伝えられております。
多くの日本人は、「日本は悪い国、日本人は悪いことばかりしてきた悪い民族」という考えに囚われています。自国の歴史を正しく認識し、先人を想い、日本人として誇りを持たなくてはなりません。
その過程無くして、「武士道精神」を基礎とした「和をもって尊しとなす」を具現化するためのリーダーシップを現代の日本人が発揮できないと考えています。
日本人は、戦争の後遺症から未だに欧米人を含む外国人に対しコンプレックスを持っています。逆に、東南アジアの人々に対しては尊大に構えてしまいがちです。
それではいけないと考えています。
私達、日本人の使命は「和」を具現化することです。洋の東西を結ぶ仕事をしていかなければなりません。一方が他方を負かし、制圧し、占拠していくやり方ではなく、手と手を取り合って共存共栄を目指し、共に弥栄えなければなりません。そのためには「伝えるべきこと」をきちんと伝え、相手を助けなければならない時には「手を差し伸べる」ということをし、謙虚な気持ちを持ち続け、精進していかなければならないと思っています。
これらを実行するためには、心・言・行の一致が必要となってくるのではないでしょうか。心は「思い・想い・考え」という部分で、言は「話す・語る」という部分です。そして行は「実際に行動に移す」ということになります。
「心」の部分では、思考が大事になってきます。そこには知識や情報が必要不可欠です。それは歴史からも学ばなければなりません。
そして「言」においては、「話す・語る」ということですから国語力、文章能力、説得力、そしてプレゼン力が大事となってきます。人の話す言葉には言霊が宿ります。
「人の話す言葉」は力を持ちます。その言葉が持つ力を如何に使うか、良い方向に使うか、悪い方向に使うか、ここが大事になってきます。言葉を如何に操るかが重要です。
これからは、外国人と共存共栄のために積極的に彼らとコミュニケーションを取っていく必要があります。日本語でも英語の場合でも使う言葉や単語の選択が非常に重要となり、それらを駆使して交流を図り、日本の精神、つまり「和の精神」を伝承していく必要があるのです。
勿論、多くの外国人に対し日本語を普及していく必要があります。正しい日本語と大和言葉を伝え日本精神と日本社会の維持を手伝っていただかねばなりません。従って、語学の修得は非常に重要なのです。自分の趣味のため、余暇のためだけではなく、語学を習得することにより「如何に人のため世のために貢献するか」ということを考えていかなければならないのです。
企業においては、企業の命運をかけ語学を習得し、業績アップに繋げるという考えもあるでしょう。しかし、その企業が如何に「人のため、地域社会のため、そして国家のため」になっているかの根拠を確立することが大事であり、しっかりとした「日本の国体を支え、日本国民のための貢献」という大目標達成のための小目標として語学習得に励むこが重要となるのです。
そして、言から行に移し、行動していかなければなりません。
経済活動抜きにして現代社会は考えられません。生きていくためにはお金は必要ですし、仕事をしなければお金を得ることは出来ません。
しかし、仕事の目標を策定するにあたり、「お金を得る」という所を中心にするのではなく、人のため、世のためという考えを中心に置くことが重要となってくるのではないでしょうか。そうでなければ、仕事をしていかなければお金の奴隷になっていく可能性があります。
お金で解決することも多くありますが、お金で解決しないことも多くあるのも事実です。そこを肝に命じて、日々の生活を営み、社会を作っていくことが日本人の命題だと考えています。
現代社会は、格差社会です。多くの人間が貧困に喘いでいます。米国も同様です。
テレビドラマの中で多くの裕福な白人の家庭を私達日本人は見てきましたが、それも幻想となりつつあります。多くの国民が、首から「I am hungry.」と書かれたボードを下げ、食べ物の施しを待っているのです。
日本も今や一般市民が最弱者で、その上にお上がいます。お上は、親方日の丸ですから生活は安定していますが、公務員を動かしているのは選挙で選ばれた人間たちです。しかし、この選出された人々は利権に弱く、企業にコントロールされています。
メジャーな企業は自分達に富が集中するように画策しています。このような仕組みでは人民が本当に幸福を享受することは出来ません。上にいる人間から襟を正し、本当に日本の国の復興、日本人精神の再興を真の目標に掲げ、如何に仕事をし、如何に共に弥栄えるかを考えていかなければならないと思うのです。
私達人間は、この地球上において多くの物事について自分たちが考え、自分たちが行動することによってコントロールすることが出来ています。残念ながら、他の動植物たちはそのような力を持っていません。
しかし、人間は出来るのです。
従って、人間には地球をきちんと管理していく責任があるのです。私達は今生活させていただいている地球を愛し、環境に感謝して生きていき、地球に生きる人々が共存共栄できるような社会を形成し、次世代に手渡していかなければならないのです。
私は、その中心的役割を担うべきはこの日本であり、日本国民でなければならないと考えています。
今はそれを実行するための資質は眠っているのかもしれません。しかし、教育を施すことにより、目覚めさせることは可能です。
日本人が持つ「和」や「武士道」を基礎とする精神を再興し、行動することが重要なのです。
現在まで、様々な企業様、個人のお客様に対し語学教育やリーダーシップ講座を提供して参りましたが、現状では残念ながら多くの企業様も個人のお客様も私の考えている目標に関しては必要性を感じておらず、「今が大事」で、「自分が大事」、そして「金が大事」の様です。多くの企業様に営業し、懸命に組織において日本人が発揮すべきリーダーシップの重要性について説こうと試みたのですが、うまく契約にたどり着くことが出来ませんでした。
このままでは私の会社も立ち行かなくなってしまいますので違う方向から日本を支えるために動いていくしかないと考えるようになったのです。つまり、新事業に関する構想を取り纏めていく方向に進まなければならなくなったのです。
次回は新事業についてアップしたいと思います。
長文にお付き合いくださいまして誠に有難うございます。
社長