小池知事 豊洲移転問題「言語道断!」
昨日、小池知事は、一連の築地市場の豊洲移転問題において盛り土がなされていなかった経緯の事実関係を公表しました。
これまで責任の所在を明らかにする作業がなされていたようで、現職副知事の責任を明確にした上で、懲戒処分に関する指示を発したようです。
記者会見で知事は、「事実と異なる説明を続けてきたことは言語道断」と発言されました。
今回は、この「言語道断」という言葉に注目していきたいと思います。
「言語道断」とは、元々、仏教用語で「奥深い真理は、言葉では言い表せないということ」という意味があります。
また、普段、私たちが使う意味では、「言葉で言い表せない位ひどいこと、とんでもないこと」というのがあります。
小池知事の発言も後者の方ですよね。
その他に、良い意味でも使われます。
それは、「言葉で言い表せないくらい立派なこと」というのもあります。
従って、話の流れをよく理解していなければ、この「言語道断」、良い意味で使われているのか、若しくは悪い意味で使われているのかわかりません。
英訳する際は、本当に気をつけなければならない日本語の一つです。
さて英語で考えた場合、この「言語道断」はどうなるのでしょうか?
「とんでもないこと」といった意味で使われる言語道断の場合、outrageous というのがぴったり来ると思います。
従って、小池知事の発言を英訳してみると、It is outrageous for sure to have continued giving explanation, which is completely different from the fact. といった感じになると思います。
その他に、out of question とか、「弁解できない」とか「もってのほか」といった意味を持つ inexcusable といった単語を用いるのもいいでしょう。
この問題の他に、「言語道断」な事件がありました。
それは、現職自衛官が部隊で配給される糧食(携行食)、所謂ミリメシをネットで販売して280万円あまりを儲けていたという事件です。
この方は43歳の曹長ということで懲戒免職になったということです。
43歳で曹長であれば、結構なスピードでの出世だと思いますが、何を間違ったか、こんなことをしてしまったのですね。
本当に「言語道断な事件」でした。
国防という崇高な任務に就く自衛官の皆さんには、しっかりと付与された任務を理解して全うするために律していただきたいと思います。
では、また