今さら次郎 Water under the bridge
さて、今回お勉強する表現は、「もう過ぎ去ってしまったことだよ。」、「昔の話さ。」とか「今さらどうにもならないことだよ。」といった意味を持つ表現、it’s water under the bridge. です。
直訳すれば、橋の下の水ですよね。橋の下の水は、どんどん流れていきます。
勿論、せき止めない限り、川の水は流れていきますから、「今となっては、もう過ぎ去ってしまったこと」を表す表現となったわけです。
つまり、「変えることは出来ない状況」とか「今やすっかり変わってしまった状況」を指す表現ですね。
似たような表現で、 water over the dam というのもあります。
水がダムを超えて溢れ流れているということですね。
同じように事態はどんどん動いていきますので同様の意味合いを持つ表現として使われます。
では、実際の使用例を見ていきましょう。
It's under the bridge now and I don’t want to discuss it. 「もう、今さらどうにもならないよ。話し合いたくもない。」となります。
Get over it. It’s water under the bridge. 「もう忘れるんだ。どうにもならないよ。」のようにも使えます。
世の中、『今さら次郎だろ、それ』みたいなことって多くありますよね。
悔やんでも仕方がない。前を向いて進んでいこう!というときに使える表現です。
ま、この表現を使う場面は、そう多くないかもしれませんし、また、相当心を許せる関係じゃないと使う機会もないかもしれませんね。
同じ日本人でも親友を持つって大変ですが、ましてや外国人の親友を持ってこんなセリフをいうこともめったにあるもんじゃないと( it might be once in a blue moon)思いますけど、映画やドラマで出てくる表現ですから覚えておいてください。
では、また!
こうちょ