手を引く Wash one’s hands
さて、今週も idiom を学んで英語力アップを目指していきましょう!
今回紹介する表現は、「~から手を引く」とか「手を切る」といった意味を持つ表現です。
本来的な意味では「(~の責任を)否定する、否認する」といったdisclaim の意味合いが強いものです。
それが、wash one’s hands です。
なんか、日本語的には「手を切る」といっても「足を洗う」という感じの意味合いが含まれるような感じがしますよね。
日本語における「足を洗う」というのは、何かしら悪い習慣や行動様式から脱するみたいな意味合いが強いと思いますが、この wash one’s hands は、特に悪習から脱するといった意味だけではないというのが日本語表現との大きな違いかもしれません。
さて、この表現ですが、未だにメディアにおいても頻出する表現です。
新聞の見出しでもよく使われる表現の一つですね。
例えば、BBCは次のように使っています。
No mainstream party can wash its hands of flag dispute.
この表現は、実は起源が古く、聖書においても使われている表現なんです。
では、実際には、普段どのように使われているのでしょう。
She’s done all that she can do, so she announced to her boss that she is washing her hands of the whole thing. 「彼女は、出来ること全てをやり終えた。そして上司に、彼女はもうそれ全てに関して責任は無いと告げた。」という感じになります。
非常に使われる表現ですので、是非覚えて使えるようにして下さい。
では、今週も頑張りましょう!
こうちょ