銃に忠実であれ! Stick to your guns | 熱血講師 ショーン 近藤 Leadership & Language Boot Camp

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銃に忠実であれ! Stick to your guns


昨晩、非常に悲しむべきニュースがアメリカから入ってきました。


フロリダのクラブで乱射事件が発生し、50名以上の方々が亡くなられたそうです。



The rampage at a club in Florida left more than 50 people dead and other 50 people wounded. 「フロリダのクラブで乱射事件が発生し、50名以上の死者とその他50名以上の負傷者を出した。」とのことです。


この乱射事件により米国史上最悪の数の死傷者が出てしまいました。



ISが犯行声明を出しているようですし、オバマ大統領が緊急声明を出しております。


アメリカは、建国以来、戦いの絶えない国でした。


イギリスとの独立戦争に始まり、西部への開拓という名目で、先住民であるインディアンと多くの戦いを繰り広げ、更には領土拡大のため、メキシコとの戦争など、アメリカの歴史を紐解くだけで100以上の戦いをこの短い歴史の中で経験した国です。


自分のみは自分で守ることが生き抜くためには重要でした。


銃は、自己防衛のためには非常に重要な武器です。


ですから、合衆国憲法に武器の所有に関して認める条項があるのです。


これが、正当防衛、自己防衛のためにのみ、納得できる理由付けで銃が使われている分には問題はなかったのですが、この長い歴史の中で多くの犯罪に使われてきたのも事実なのです。


今回のフロリダでの乱射事件は、オバマ大統領の銃規制に関する行動に拍車をかけるかもしれません。


またイスラム国が犯行声明を出しているため、更なる規制が敷かれ、入国管理や人種差別、人権問題や多様性などに関して大きな波紋を広げることは必至です。


様々な歴史的背景、人種、宗教、文化的相違、アイデンティティ、行動のための思考過程、技術の発達、感情、動機、経済的格差など様々な要素が複雑に絡まって社会を形成している側面があり、人間を理解するというのは非常に難しくなってきているのかもしれません。


でも、自己の一方的な考えを武器を使用して他人を殺し、黙らせるという方法を選択するのは卑劣なことであると考えます。


今回の事件で亡くなられた方々に対しご冥福を祈ります。


さて、今回紹介する表現は、この問題となっている「銃」に関連するものです。


建国以来、銃は人間の生活に欠かすことのできない道具でした。


これがなければ身を守ることもできませんし、狩りをすることもできませんでした。


そう、銃は米国人にとっては、命の次に大切なものだったのかもしれません。


この「銃に忠実であれ」といった言葉は、「自分の信念に忠実であれ」といった意味になります。


それが、Stick to one’s guns なのです。


日本は、「和」の国であることから、個人の考えを一旦グループに落として、皆のコンセンサスを得てからプロジェクトで動かす、といった流れがあります。


しかし、米国では、「個人の考えの総和が団体である」的な部分がありますから、個人の考えを尊重して実行させるといったビジネスのやり方は珍しくありません。


そんな場合、上司は、Stick to your guns, if you believe so. 「そのように考えるなら、やってみたまえ。」のような感じでいう場面もあると思います。


この表現、様々なところで出てきますので覚えておいて損はありません。


日本人的に言ったら、「刀は武士の魂」といったところでしょうか。


現代の日本人は刀は持ちません。


武士の持つ心や魂が心に宿っていれば日本人の考えや忠誠は滅びることはにのではないでしょうか。


日本人よ、Stick to your sword and pray for peace.


和を重んじて正義を貫き、他人を理解・尊重し、平和な世の中になるよう貢献していくのが日本人の古くからの考え方の一つなのではないでしょうか。


ですから、私は英語で「自分の信念に忠実に努力を重ねる」といった場合には、I will stick to my sword. と言いたいですね。


では、また


こうちょグー