賞金$64,000! 最大の難問! Sixty-four-thousand-dollar Question!
今回紹介する表現は、「64,000ドルの賞金がゲットできる問題」というものです。
日本円にすると約700万円(1ドル110円換算)となります。
すごい問題ですよね。
「これ、正解!」で700万円!どっひゃ~!この分のお金が、うちの会社に来たらランニング・コスト的に楽ですね~。
って、夢か。
さて、この表現の意味としては、「非常に難しい問題」とか「最重要課題」といった意味で現在は使われています。
私が、アメリカ・テキサスにあるDefense Language Institute (米国防省語学研修所)で英語を勉強していた際も、アメリカ人教官が使っていました。
それで、64,000ドルがこの表現に使われている根拠を聞いたところ、その先生曰く「よくわからないわ。グーグルで調べてクラスで発表してくれる?」ってなもんで宿題に早変わり。
そこで、宿舎に戻って、早速、グーグルグルグルしてみると、出てきました。
なになに、ふむふむ、ほーほー、1940年代、アメリカで流行したラジオのクイズ番組で最高賞金が64ドルのものがあったようです。
そこで、“難しい問題”のことを$64 Question と呼んでいたようです。
あれ?桁が違うんじゃない?
そうなんです。
そこからしばらくして1950年代、テレビが一般家庭に普及し始めたころです。
かの$64の賞金が$64,000という、いきなり1000倍に増額された番組が登場します!
それまで、難問のことを$64 Question と呼んでいたのが、$64,000 Question に変わったのです。
意味は変わりませんが、金額は、びっくりする位跳ね上がりました。
今、現在では、64 -dollar question でも 64,000-dollar question どちらでも使えるようです。
では、実際の使い方を見ていきましょう。
If I understand your question, you want to know why they failed to hold the position. That’s the 64,000-dollar question!「もし、私があなたの質問を正しく理解しているのならば、あなたは何故、彼らが彼らの職業を失ったのか知りたいんですよね。それは、回答するのが難しい問題ですね。」のようになります。
未だに使われることが多い、この表現、是非覚えておいてください。
では、また
こうちょ