波風を立てる Rock the boat
今回紹介する表現は、「波風を立てる」とか「問題を起こす」といった意味を持つ rock the boat です。
文字通りの意味は、「ボートを揺らす」といった意味です。
つまり、風が強まって、波が立つと、水面は荒れてきます。
つまり、船の安定性は失われるということです。
「船の安定性が失われる」ということは、「何かしら問題が発生している」ということです。
また、「波風が立っている」と考えてもいいでしょうね。
この表現、かなりポピュラーです。新聞でもネットでもよく見る頻出表現です。
では、実際の使い方を見ていきましょう。
I think we should get home on time. If we rock the boat, dad won’t let us use the car again.
「家には時間通りに帰るべきだよ。もし、問題を起こしたら、お父さんは二度と車を貸してくれないよ。」となります。
よく、メディアにおいても使われる表現ですが、この表現は、あくまで informal な表現であるということを頭の片隅において下さい。
その他の使い方を見てみましょう。
A: The former company’s system is not perfect. So, everybody is complaining always. 「前の会社のシステムは完璧じゃないよ。だから、みんな、いつも文句言ってるよ。」
B: But no one is going to change the system. I know no one wants to take a responsibility. 「でも、誰もシステムを変えようとしていないじゃない。誰も責任を取りたくないんだよね。」
A: I think so. Nobody wants to rock the boat because it has been this way for a long time.「僕も、そう思う。誰も波風を立てたくないんだよ。だって長いこと、このやり方でやってきたから。」
さて、世の中には「厄介なこと」や「面倒なこと」は山ほどあります。
人間は知恵を使える動物ですから、如何に工夫して、物事を改善していくか?というのが重要ですよね。
例え、波風を立てようと、物事を良化させるためには仕方がない時もあります。
You might rock the boat about this situation, but don’t stop rocking the boat. 「この状況について、波風を立てるかもしれないけど、それを止めちゃダメだよ。」
Because you will find the breakthrough without fail. 「必ず、突破口を見つけることができるから。」
世の中、突き進んでいくとき、恐れをなすことも沢山ありますが、「波風立つのを恐れちゃいけない」ときもありますよね。お互い頑張っていきましょう!
では、また
こうちょ