行間を読む Read between the lines
今回、紹介する表現は、「行間を読む、真意をくみ取る」といった意味を持つ read between the lines です。
手紙や文章を読んでいるとします。
当然、複数の文章が存在するわけですから、行が生まれるわけです。その行の間は空白ですよね。
「その空白の部分を読みなさい。」というのが直訳です。
では、その空白は何?ということになります。
その空白の部分が、実は、筆者の意図が隠されているということを言っています。
従って、「筆者が本当に言いたいことを読み取りなさい。」ということになります。
これは、会話の中でも成立する表現で、「私の本当に言いたいことわかってね。」というようにも使えます。
では、使い方を見ていきましょう。
Although she wrote that she liked her new home, I read between the lines that she was not all that happy. 「彼女は、彼女の新しい家を気に入っていると書いたけれども、私は、彼女が100パーセント、そんなにハッピーではなかったことを読み取った。」となります。
この方は、すごいですよね。
私だったら、なかなか、そこのところは読み取れないような気がします。
では、次の例を見ていきましょう。
I asked her to go out. And she said Yes but she also asked if she brings her friend, too. I have read between the lines – she doesn’t want to be alone with me. 「彼女をデートに誘った。そしたら「OK」をもらったんだけど、友達も一緒でいい?って訊かれた。意味するところは、俺と2人っきりにはなりたくないってことなんだ。」となります。
欧米人は結構はっきり言ってくれる人が多いのですが、日本人は本音と建て前を上手く使い分けますので、真意をくみ取るのは難しいと思います。
皆さんも、色々な所に気を配って洞察力を研ぎ澄ましてくださいね。
しからば、その人の真意をくみ取ることができるかもしれませんよ。
では、また
こうちょ