No シリーズ第3弾 | 熱血講師 ショーン 近藤 Leadership & Language Boot Camp

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No シリーズ第3


昨日に引き続き no シリーズいってみたいと思います。


「(人やものなどが)たいしたものではない」、「平凡な」、「得意ではない」といった意味を持つ表現から紹介していきたいと思います。


No great shakes という表現です。


Shake 単体だと「握手」や「震え」といった意味がありますが、特に「大したことない」= not outstanding に通づるところはありません。


しかし、辞典をよく調べますと口語で「~あまりよくない」という意味があることが分ります。


例えば、He is really no great shakes at the job no matter how he tries. 「いかに彼が仕事に取り組もうとも、本当に彼は大したことがない。」のように使います。


日本人には非常に馴染みのない表現です。


この表現は、結構使われることが多いので覚えておくと良いでしょう。


例えば、ハリーポッターの映画の中でも、I am no great shakes at language, 「僕は、あまり外国語が得意じゃないんだ。」と使われていたシーンがありました。


このことからも、現代の若い世代でも十分理解できる表現の一つであることが分ります。



次に紹介する表現は、「嫌悪」「憎悪」「敵意」といった意味を持つ no love lost です。


これは、穏やかな表現ではないですね。


しかし、この人間社会、人と人の関わりで動いていますから、そこから幸運が運ばれてくることもあれば、不幸もやってきます。


人間は感情を持つ動物ですから、ちょっとした言葉で予測できない化学反応を起こすことがあります。


それによって、「よかれ」と思ったことが反作用し、「嫌悪」に繋がったりするかもしれません。


難しいですよね。


では、この表現の用例をみてみましょう。


They are brothers but there is no love lost between them. 「彼らは兄弟だが、お互いを嫌っている。」となります。この表現は、通常、between を伴いますから覚えておきましょう。



今回、最後の表現は、no joy です。


これは、軍事用語として使われる場合について説明します。


軍事において、この表現は、特に無線で使われる表現です。


日本では、多分航空自衛隊において警戒管制官と戦闘機パイロットとの間で使われている可能性があります。


なぜ、蓋然性のお話をしたかと言えば、私は、航空管制官でしたので、要撃管制でとのような用語を使用してパイロットと要撃管制官が通信しているか知らないからです。


しかし、米軍では使われている用語です。


意味は「敵との接触無し」という意味です。


The pilot made no contact with the enemy. So he transmitted the term no joy. 「パイロットは接敵することができなかった。そこで、No Joy(接敵なし) という用語を送信した。」となります。


また明日も、軍事用語を取り混ぜて no シリーズ紹介したいと思います。


では、また


こうちょえっ