いるんだよね、頭でっかちのインテリ EggHead | 熱血講師 ショーン 近藤 Leadership & Language Boot Camp

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こんにちは。


週末のお昼いかがお過ごしですか?


本日紹介するIDIOMは、インテリを意味する egghead です。



この言葉、最近はとんと使われなくなってきたようですが、たま~に出てくる言葉です。


最近、ニュースなどで使われた事例は、2008年、米国大統領選挙の時です。


Obama can't win with just the eggheads and African-Americans. 「オバマ候補はインテリとアフリカ系アメリカ人の支持だけでは勝てない。」


と、使われた例があります。


この egghead という単語は、結構、軽蔑的な意味合いをもって使われております。


では、語源について探ってみましょう。


これ、そんなに古くもないんです。


結構、新しいですね。


1907年にシカゴの新聞記者の間で、ハゲには頭が良い人多いということから、ハゲの人を卵に見立ててこの言葉が誕生し、使われてきたようです。


そして、これが全米に広がるきっかけを作ったのが、米国政治家のアドレイ・スティーブンソンなわけです。


誰、その人?って思いますよね。


この方、アメリカでは有名な方で、2度大統領選に出馬し2度とも大敗している方です。


彼は、民主党で後の大統領 John F. Kennedy の時代は国連大使として政権を支えていました。


丁度、その時代、政権はキューバ危機で大変な時期を過ごします。


核戦争一歩手前までエスカレートした状況を作ったのはソビエトで、彼らはキューバに核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイルを配備させたのです。


様々な外交的駆け引き、そして軍事行動となる海上 封鎖を実行し、ソ連がキューバにミサイルを配備している事実を突き止めようとしました。


米国のミサイル撤去を求める交渉は難航したのですが、この交渉の口火を切ったのが国連大使のアドレイ・スティーブンソンなわけです。


彼の巧妙なやり口で、ソ連の国連大使ゾリンに対し、キューバへのミサイル配備を認めさせたことから始まったのです。


このアドレイの素晴らしい弁舌により形勢は一気に米国有利に傾き始めたのです。


で、このアドレイ、ハゲじゃないけれどもかなり頭は寂しくなっておりまして、ふさふさではありませんでした。


しかし、非常にスマートでありまして、政治家的にもかなり優秀だったようです。


そして、彼が大統領選に出馬した際のサポーター達にハゲでインテリの人がいたらしくこの支持者を egghead と表現していたところから、全米に一気に広がったようです。


語源を探っていくと結構、深かったですね。


今現在は、あまり使われなくなっているとは言えど、アメリカ人はこの言葉普通に知っていますので使っても差し支えないと思います。


この言葉、皮肉っぽい意味が含まれているので使うときは気を付けてくださいね。


では、また


こうちょショック!