おはようございます!本日のIDIOMは、beef です。
皆さん、beef と言ったら何を想像しますか?意味はなんだと捉えますか?普通は、勿論、「牛肉!」ですよね。

これが、アメリカに行くと、また違った意味で使われる場面があります。「不平、不満」といった意味で使われることがしばしばあります。
例えば、"So, what's your beef?" といった感じで使われます。
なんで beef が、不平・不満といった意味になっていったのでしょう?昔、アメリカ大西部のカウボーイらが使ったとされるスラングにたどり着きます。西部で飼育された食肉用の牛たちはカウボーイと共に、市場への長く過酷な道のりを旅するのですが、もちろん彼らは最終的には屠殺される運命にあります。
自分たちの悲運を知ってか知らずか、そんな牛たちが上げる鳴き声が、まるで 「死にたくない」 と不平を言っているように聞こえたというのが始まりのようです。
「~について不満を言う」は、beef about というように使います。また、他の表現では、(あまりお勧めしませんが、)bitch という言い方もあります。例えば、"I've had enough of your bitching!" のように使います。「君の不平はもうたくさんだ!」という感じです。しょっちゅう文句を言っている人いますよね。そういう人は frequent complainer というように表現できますね。そういう人周りにいませんか?
また、beef は、動詞でも使えます。動詞では、beef up というように使います。牛肉アップ→筋肉モリモリ→体力アップ、という感じで拡充、増強という意味になります。
軍事的には、次のような使い方もできますね。「我々は、基地のメインゲートのセキュリティを強化する必要がある!」 → "We need to beef up the security for the main gate of the fort."のような感じです。
fort は、基地、砦という意味があります。通常空軍・海軍は基地は、baseという単語を充てますが、陸軍は fort とい単語が使われます。 I was stationed at Fort Bliss. → 私は、ブリス基地に駐屯していました。といった感じになります。
因みに、 「砦を守る」という意味から「留守を守る」というふうに言えます。例えば、"Hold the fort while I'm gone!" は、「あとは宜しく頼むよ。」という意味になります。
本日もいっぱい覚えましたね。一日頑張っていきましょう!
See you !