F355が納車されて近所を1回、ツーリング1回しか経験していませんが、思ったこと・感じたことを書き残しておきます。
まずエンジンですが、今までステップワゴンばかりを乗り継いできたので20年前のクルマとは言え加速は暴力的であり、私には十分刺激的です。
肝心の排気音はさんざんYouTubeで聴いた音と同じ。サイコーにカッコいい!
車自体はなんだかんだと言って20年前の車なので電子制御などはほとんどなく、アナログでノスタルジーな感じを醸し出していていますが、反面新しさや斬新さは感じません。
今のクルマは車が人間の能力を超えて自動的に補正しますから、障害物があるとブレーキかかるし、アイドリング時はエンジン勝手に止まるし、いいっちゃあいいんですが運転する面白さはスポイルされているように思います。まあF355も20年前の当時としては最新の装備だったとは思いますが。
スタイルはフェラーリ最後の、スーパーカーブーム当時全盛のリトラクタブルライトなのでカッコいいです。納車時に店の人がキャリアカーから降ろして方向転換している時に感じましたが、幅がかなりあるように感じますね。
またドアが分厚すぎるというかドアと接するボディの床部分も当然分厚いですから、その分乗り降りが非常にやりにくく、大きくドアを開けないととてもじゃないですが降りられません。
ウインカーレバーがハンドルから意外に離れており、ステップワゴンならできるハンドルを握りながらウインカーを出すということができません。
クラッチペダルも「なんでこんなに右側に?」と思えるほどオフセットされていて踏みにくいです。
アクセルもワイヤーが古くて渋いのかジワっと加速するのが難しく、ガバッと加速しがちで扱いにくいですね。
運転すると斜め後ろが確認しにくく、車線変更でぶつかりそうになることも・・・
また個体の問題かもしれませんが、パーキングブレーキも思いっきり引いてもちょっとした坂でフットブレーキ離すと勝手に車が動き出すし・・・
極め付けはドアにキーを差し込みロックしようとしたらロックが一旦かかってすぐ解除されてしまいかからない・・・ キルスイッチを切るとロックできるので電気系統の故障みたいです・・・
明日お店の人が来てくれることになっていますが、最悪は引き取りになるかも・・・
とまあ色々細かいことは気になるものの、それを補って余りある愉しさのあるクルマだと思います。