武田百合子著「富士日記」に出会ったのは、
杢キリンがカフェをしていた頃。
本棚にこの本が置いてあるのをずっと見ていて、
ある日手に取り読み始めると、
すごく展開がおもしろいとかじゃないんだけど、
するするすると、
なぜか止まらなくなり百合子さんの文章の魅力にはまったのです。
杢キリンでランチするたびに、続きを読むのが楽しみだった。
富士山の麓の山荘暮らしについて、
買ったものとその金額、食べたもの、動物や植物の様子、その日に起こったことが、
感情を抜きにして淡々と記されている。
それだけのようで、
百合子さんの言動や発想がおもしろかったり、
ご主人の武田泰淳さんとの間にある気配がいいなぁと思えたり、
読みながら泣いたり笑ったりしたものです。
昭和40年代の暮らしも垣間見れる。
最近読んだ「富士日記を読む」では、
様々な著名な方々が、富士日記との関わりや感想を書かれていたものが集められている。
たくさんの方が愛犬ポコの死の日記のことに触れていて、
何度もそのことについて書かれた文章を読みながら、
何度も涙した。
自分もとても残っていた。
百合子さんの日記を読みながら、
自分もそこの世界にいて、
その驚きと悲しみの中にすっぽりと入っているかのようになった。
山荘の庭にポコを埋めたときの百合子さんの、
「ポコ、早く土の中で腐っておしまい。」
この思い方がとても百合子さんならではで、
心にどしんと悲しみと愛が響いた。
こんなふうな日記を書ける百合子さん、すごいなぁと思う。
百合子さんの才能、感性、生きざま、
憧れます。
来年の手帳も、石井ゆかりさんの星ダイアリー。
10年ほど続いている日記、
書くのにちょうどいいスペースがある手帳です。
来年の星占いも読めますしね。
百合子さんとはまったく違う自分の日記。
見た夢も、覚えているうちになるべく書く。
これも自分がちゃんと表れているものなんでしょう。
来年の魚座も知りたくて星栞も購入。
大まかな流れを把握します。
毎日の占いがあってすごい。

