フランス・ヒマラヤ山脈の麓にある修道院の半年を追ったドキュメンタリー映画、
「大いなる沈黙へ」を観てきた。
インタビュー、照明、音楽を一切使わない、ありのままが描かれた作品。
3時間弱どっぷり、静寂と、神聖さと、ありのままであることの美しさに浸る。
雪の降る音、布を断つ音、廊下の軋む音、
音楽がないことで生活の音がいきいきと聞こえてくる。
礼拝堂に響く賛美歌の歌声、何とも言えない清らかさ。
厳しい規律で知られる修道院での生活は、
週に一度だけみんなで集まる食事の時間と、会話が出来る4時間以外は、
お祈りと礼拝と、割り当てられた仕事をこなし、一人房で過ごす。
究極の自分との向き合いの世界。
時々そんな生活に身を置きたくなる。
でもそれは許された人のみに与えられるものなんだと、この作品を観て思い知った。
じわじわ後からやってくる、いろんな思い。
深い余韻が心地いい、不思議な映画。
万人受けはしないかも~
帰り道、三条大橋からの夕空。
