その一瞬、時を止めて

 

 

 

2023.1.4新日本プロレス東京ドーム大会で行われたIWGP女子王座戦、そこでも大きな見せ場となった中野たむ選手の必殺技です。

 

 

 

 

相手をブレーンバスターの要領で逆さに抱え上げ、開脚シットダウンし、相手の脳天をマットに突き刺します。

 

 

ドーム大会では対戦相手のKAIRI選手を垂直に持ち上げたシーンでどよめきが起こり、空中で静止すると広いドームは一瞬の静寂に・・そしてそこから一気に脳天をブッ刺すと場内ウオォォォ!の大歓声でした。
 
 
 
5分47秒の短期決戦となった試合でしたが、やれる技をじゃんじゃん詰め込むような慌ただしい展開にはなりませんでした。
ひとつの技にたっぷり時間をかけて1発のインパクトに懸けた、少なくとも見ている自分にはそんな思いが伝わった技でした。

 

 

 

この技は2021年3月3日、STARDOMのワンダー・オブ・スターダム戦「中野たむvsジュリア 敗者髪切りマッチ」に向け開発されたそうです。

たむ選手いわく「とにかくジュリアの脳天を突き刺してぶっ〇してやりたかった」という、因縁深まるジュリア選手への憎しみを原動力に開発された技です。

 

 

 

 

ということで、この絵は中野たむ選手を参考にしました。

(STARDOM オフィシャルガイドブック Vol.136 P39)

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

🔯オマケ🔯

 

 
 
2023.1.4 新日本プロレス 東京ドーム大会
たむ選手入場シーン✨
 
 
このコーナーからの場外プランチャもうつくしかった
 
 
 
 
 
 
 

 

 

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絶対不屈可憐技

 

 

 

2023.1.22「グレート・ムタ ファイナル」横浜アリーナ大会にも参戦し、インパクトを残した安納サオリ選手の華麗かつ強力な必殺技です。

 

 



 

【過程】

のある技の場合、

‟どの一瞬を切り取るべきか問題”がいつも悩ましいです。

 

 

今回のタンタンドルの【過程】は

  1. 相手の左手首を右手で掴みレインメーカー式に引き寄せる「導入」パート

  2. 相手の首を左腕で抱えた状態で前方回転し、背面からマットに叩きつける「ローリングネックブリーカー」パート

  3. 首に巻きつけた手を離さずそのままブリッジ、さらに空いた右腕で左脚を抱え両手をクラッチ、相手が返せないようガッチリ固める「フォール」パート

 

 

今回の絵に選んだのは3の「フォール」パートです。

 

週刊プロレスの過去記事をいくつか見ると、2のダイナミックな動きの瞬間が使われていることが多いかなと思います(違ってたらスミマセン)。

 

Twitterで検索すると、ファンの方は2と3の写真を並べてUPされている方もいらっしゃいました。

 

 

ただ、自分がこの技を知らない状態で初めて会場で見たとき、2の過程は恥ずかしながら早すぎて何が起こったかわからず、そのあとのブリッジの美しさが強く印象に残ったのでした。

 

なので、今回は安納選手の大きな魅力の1つである“しなやかなブリッジ”の映えるフォールのシーンを選択しました。

 

 

 

コブラツイストやアルゼンチンバックブリーカーなどのように、1枚の絵で共通認識としての「その技らしさ」をある程度表現できる技もあれば、1か所だけ切り抜くと他の重要な技の構成要素がこぼれ落ちてしまう場合もあり、【過程】のある技は毎度「これでベターなのだろうか」自問自答です。

 

 

ちなみに【過程】があって同様の問題をず~っと悩んでいる他の技に「ショーンキャプチャー」があります・・。

 

 

 

 

 

ということで、この絵は安納サオリ選手を参考にしました。

(2022.12.31 アイスリボン後楽園ホール大会 / バトル☆メン映像より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

✨オマケ✨

 

 



2022.5.20 NOMADS' 新宿FASE
シルエットもうつくしい
 
 

2022.7.10 仙女 後楽園ホール
コーナポスト上でのアピール好きです
 
 
 

2023.1.22 ムタファイナル 横浜アリーナ
長い花道を颯爽と入場
 
 
 
 
 

 

 

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『『『   説得力   』』』

 

 

 

「ジャーマンスープレックス」

 

という技、プロレスを見たことがなくても知ってるぞという人は多いのではないでしょうか。

 

 

男女ともに使い手は多く、試合のさまざまな場面で繰り出されます。

 

中盤に形勢逆転の1発として、ときには終盤に高速ジャーマン→カウント1で返す→ジャーマン→カウント1で返す…とお互いのド根性合戦として、そしてもちろんフィニッシャーとして。

 

 

 

そんななかでも抜群の説得力を持つ″必殺技″は、センダイガールズ所属の橋本千紘選手の高角度ジャーマン「オブライト」です。

 

技名はスープレックスの名手、ゲーリー・オブライト選手から。

 

ゲーリー・オブライト↓

鍛え上げれられた分厚い肉体を誇る橋本選手が背後から相手をガッチリと捕獲、その時点で観客は「終わり」を確信、
 
そこから相手の身体を高々と持ち上げ、ブリッジを効かせて超高角度で真っ逆さまにマットへブッ刺します。
 
 
 
 
「一撃必殺」ってやっぱり夢があります。
その一発で心が満たされる、「ああ今日会場に来てよかった」と思える、そんな″必殺技″は橋本選手のとことん「強さ」にこだわる姿勢から生み出されています。
 
 

 

 

ということで、この絵は橋本千紘を参考にしました。

(週刊プロレス No.2057 P107)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

💪オマケ💪

 

 
2022.12.25 全日 後楽園ホール
諏訪魔選手をぶっこ抜く
 
 
 
2022.7.10 仙女 後楽園ホール
もふもふモンスターガウン大好きです
 
 
 
 
2017年の朱崇花選手vs橋本選手の初シングル時に描いた新日学園的世界線のイラストです
 
 
 
 
 

 

 

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