夕べ彼は来なかった

日付が変わって電話があった


その頃には私はすでにあきらめていてウトウトしていた


まだ終わりそうにない… どうしようかな


そう言われてムカついたが

半分眠っていたし返事するのも面倒なので


うん


としか言わなかった


明日朝に会おうか
どこか行きたいところある?


別にない


俺、アウトレット行きたいんだけど…


うん


するとそこで彼の周りにいる友人たちから


あそこのアウトレットに行ったらいい


と聞こえてきた


他にもアディダスはいってるしとか喋っている


どうやら皆の前で私に電話しているらしい


お前寝てたんやろ?


との問いに


うん


ああ、若者達とおばちゃんの差が出たようでやな感じ

年よりは早寝早起きですからね


若者がはしゃぐ声を電話口で聞きながら


ちょっと自分が可哀想な彼が可哀想な気がした