いよいよ最終回です。あっという間の10話でした。Qくんたちはまさに自分たちの居場所をかけて戦っていきました。やはり青年になっていない彼らが暴力の渦の中にいるのを見ると、心が痛む所がありますね……。Qくんは相手を拳銃で射殺しようとしましたが仲間が止めてくれました。あれだけの外道だったら憎しみや怒りを感じるのは当然ですが……Qくんが遥か遠くの所にいかなくてホッとした自分がいます。

 牧野がQくんのことを「お前のことを結構気に入っているんだ」と評していたのに驚きました。彼、「子供は大人の思い通りになればいい」という矮小な考えを持っている訳でもなさそうですね。この時代の荒れた日本の中で必死で生きようとするQくんらに興味を持っているとか?

 Qくんは大人になりました。しかし1995年の仲間との思い出は今でも彼の中で生きていると思います。