日織の逃避行
日織が龍ノ原を出奔する所から始まります。民のために過酷な決断をした彼女の行く末は果たして……。
一章 散る石火
いろいろな人の思いが交錯していますが、特に不津が克明でしたね……。こうしてみると彼にも彼なりの正義があることが分かります。
二章 予兆
民のために不津の卑劣な行いを決して許さない日織がかっこいいです。しかし少女が死ぬなど、読者にも優しくない展開ばかりです。悠花が龍に出会うなど、気になる展開になってきました。
三章 北へ、友の国へ
全然心が休まりませんね……。人の心を鬼と表現するのが相変わらず上手いです。有馬の言う通り、日織は絶対に死ぬ訳にはいきません。
四章 その計
日織と与売女の再会に和みました。しかしすぐに日織が戦争を仕掛けようと……。剣呑です。こういういろいろな人の思いが動く話、僕は好きです。
五章 誅罰の雨降れかし
不津王も手をこまねいている訳ではありません。
日織と悠花が、形がどうあれ再会しました。この2人、本当にお互いのことを大切にしていますよね。しかしこの2人が一生添い遂げる……という結末にはなかなかなりそうにないです。
最新刊までやっと追いつけました。戦禍の匂いがすごくします。7巻も楽しみです。