自己免疫力低下と病院通い、眠れぬ夜 | ちゃっきりおばさんの、ぼちぼちブログ

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静岡県中部地区を中心に、ランチで行ったお店やミニドライブで発見したことを、アバウトに紹介したり、韓国ドラマやWOWOWでみた映画にコメントしたり、自由気ままに書いています。

新芽の頃は、体調を崩しやすいとは言うけれど、今年もまた体調を崩した。私はここ3年連続、春から夏にかけて病院にお世話になっているショボーン

最初に通うことになったのは皮膚科。
2月下旬、皮膚のトラブルで受診した。
「これは、と言う原因は不明だが、自己免疫力が低下していることも一因かもしれないね。」
皮膚のトラブルは経過観察となり、免疫力をアップさせる漢方を飲むことにした。

また、以前から気になっていた首のおでき(粉瘤)の摘出を5月になってから受けた。
粉瘤は、皮膚の下にできた袋まで摘出するので、数針縫った。


数日後、奥虫歯なのか親知らずなのか、3日ほど奥歯の痛みで、食べ物を噛むことができなくなった。歯科に電話し、「痛い」と言うと、翌日には予約を入れてくれた。

レントゲンも撮影して、言った先生の言葉が、
「虫歯も親知らずも無いです。稀に免疫力が低下していると歯の痛みを訴えてくる患者さんがいますので、痛いときには痛み止めを飲んで、様子をみてください。私が言うのも何ですが、民間療法ですが、バナナがいいみたいですよ。」

帰りにバナナを買って、家に帰り、痛み止めを一錠飲むと、嘘のように歯の痛みはその日から消えた。

翌日の夜、何食べたわけでもないのに下痢をした。
といっても、3回ほどトイレに行っただけなのに、痔になってしまった。
初めてではないので、2、3日もすれば良くなるだろうと放っておいたが、夜も眠れないほど悪化し、立ったり座ったりが非常に辛い状況になってしまったえーん
会社は休むことなく出勤していたが、ナマケモノのようにスローな動作になって
「痔が悪化しちゃってさー」
なんて、照れ笑い。内心は大泣き💦

これは様子見なんて言ってられない、と、以前お世話になったクリニックの肛門科を受診。
先生も
「以前と同じだね。注入タイプの薬を出すね。」と、診察することもなく終えた。

しかし、この使ったことのある注入タイプの薬、腫れのひどい状態に注入するのは大変で、うまく使うことができなかった。
おまけに、お尻回りに付いた薬が皮膚を荒らしてしまい、酷い状態になってしまったのだ。
お尻の痛みと痒みで、ほとんど眠れず、クリニックで事情を話すと、
「注入して使う薬が皮膚につけば、荒れるに決まっている」
と呆れられて、それでも軟膏を処方してもらった。

しかし、軟膏は全く効かず、いつのまにか痔の痛みより、お尻の痒みで眠れない夜となった。
水泡が潰れては膿が出る、を繰り返し、生理用パットが手放せない状態だった。

痛みと痒みに耐えに耐え、5日ほど過ぎた明け方、今度は右腰の後ろの痛みで目が覚めた。
この痛み、2年前に患った腎盂腎炎の痛み…ガーン

怖くなった私は、朝を待って市立病院に電話をかけた。
2年前に入院したこと、同じ症状であることを告げると、付き添いを伴っての受診を促された。

義母に事情を話し、私は78歳のおばあさんに付き添われて、市立病院の泌尿器科を受診することになった。


さて、私がこんなに、いろいろな病院を受診し、一刻も早く治療したかったのには理由があった。
それは、旦那の永年勤続表彰で金一封が出るため、6月1日から二泊で京都に旅行することになっていたからだ。

粉瘤から痔から、病院にかかるたびに旦那は旅行日程の延期を提案してきたが、私は、大丈夫、大丈夫と延期しないでいた。
泌尿器科にかかったのは、出発の前々日だった。

尿検査、血液検査、レントゲンと、検査が進むうちに、腰痛がとれてきた。

結局、石はなく、エコーで腎臓が少し腫れがあるが大事ではないようだった。尿酸値が高いと、尿が逆流して腎臓腫れることもあるというが、尿酸値は正常だった。念のためCTを撮り(結果は後日)、尿管を広げる服薬等をもらって帰宅。
腰痛はすっかり良くなっていた。

翌日、朝一で粉瘤を取った傷の抜糸をし、出勤した。

夜になってから旅行の支度をしていたが、両内腿に赤い斑点があらわれるのを見つけた。
少し痒みがあるが、明日から旅行ニコニコ
大丈夫、大丈夫。

真夜中、またもや腰の痛みで目が覚めた。
痛み止めを飲んで、痛みは治ったが眠れない…
内腿の痒みが増し、気になって眠れない…
なんだか、手の指も痒い。
2時間経っても眠れないので、スマホで
「手の指の痒み」
を調べた。
最初に出てきたのが、自己免疫疾患で肝臓の病気だった。
そういえば私、今期の人間ドックで、肝臓の数値が要経過観察で引っかかっていた。

また、私の父は、難病の自己免疫疾患エリテマトーデスで長い間闘病生活を送った。腎臓も悪く、透析していたが、結局、腎不全で亡くなった。

真夜中、私の不安はどんどん広がり、ますます眠れなくなったえーん

そして迎えた出発の日の朝、私は旦那に
「お父さん、当日になって申し訳ないけど、今日旅行に行く自信がないからキャンセルしたい」
と告げた…

もし旅行先で救急車騒ぎになったら…
旅行先で入院、なんてことになったら…
そう考えると、とても楽しめない。

旦那は「また行けるよ。今日はゆっくり休め」
と言ってくれた。
そして、2人で有休を取った月曜日に再び市立病院に行くことにした。

土日は普通に過ごしていたが、夜は痒みで眠れなかった。一度目が覚めると2時間3時間眠れない。
やっと眠っても、また痒みで目が覚めるを繰り返していた。
もう10日もぐっすり寝ていない。


月曜日、旦那の付き添いで市立病院の総合診療科を受診した。
看護師や医療秘書に、今までの経緯を話した。
私の話をよく聞いてくれた。
総合診療科は、内科的な初見で、各診療科に紹介していくのだが、私の痒みは、外科なので皮膚科で診療してもらうのがいいのだが、私の父が自己免疫疾患であったこと、健診で肝臓の数値が悪かったことを話すと、
「ご自身も心配なのね。内科的な診断をしてほしいのよね」
と言ってくれた。

ほどなくして診察室に呼ばれると、女医さんだった。
女医さんは、経過を確認しながら、私の話も丁寧に聞いてくれた。
「尿酸値も大丈夫。心配していた肝臓の数値も、健診のときはたまたま悪かっただけで、今はちゃんと落ちついているよ。尿も血液もキレイなものよ。心配ないから大丈夫。お父さんが難病だったことで心配なのよね。でもね、本当に具合が悪かったら、熱が出たり、顔や腕などに、見てわかるような疾患が出てくるの。私が見た感じ、そういうところは見当たらないから、心配いらないわね。発疹は、おそらく薬のせいだと思うけれど、こればかりは専門医に診てもらわないとわからない。今、皮膚科に通っているのなら、このまま皮膚科の先生に診てもらったらどうかな。紹介状を書くから。」

先生の「大丈夫、心配ない」の言葉にホッとして、私の目から涙が落ちた。
「あらあら、不安だたよね。よくわかるよ。」
肩をさすりながら、ティシュを出してくれた。
「先生、私本当は、土日と今日で旅行に行く予定だったんです。でも不安で自信がなくなって、キャンセルして、今日こちらに来たんです。」
「そうだったの。残念だったね。でも、また行けるから。大丈夫よ。」
先生は、私に寄り添うように「大丈夫」を繰り返してくれた。

診察を終えて、待合で旦那と待っていると、先生はわざわざ待合まで出てきてくれて、旦那に
「大丈夫ですから、このまま皮膚科を受診してくださいね。」
と言ってくれた。
本当に神対応の女医さんだった。

市立病院を後にし、かかりつけの皮膚科を受診すると、ここでも助手さん、看護師さんが丁寧に対応してくれた。
先生は、内腿をみるなり
「アレルギーかもしれないね。今飲んでいる薬をやめて、ちょっと強めの薬を出すから様子みて。」

旅行に行けなかったのは残念だったけれど、今日は悪い日ではなかった。
多くの親切に触れ、心が軽くなった。
今夜はよく眠れますように…

長い話を聞いてくれて、ありがとうございました。