幸せ一周年 | This is my daily life ぷれぜんてぃっど ばい 癒鈴

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多趣味な癒鈴が日々の出来事をそれとなく綴っているブログです(`・ω・´)

趣味に関してはマイプロフィールの自己紹介に書いてありますので、そちらをご覧くださいm(__)m

ちなみに普段は基本的に学校に行って終わったらバイトという日常を送っていますw

俺には幼馴染みがいた


家が向かいってだけで小さい頃から何かと一緒だったあの子


高校生になった今もなんだかんだで一緒に登下校してる






普通は男女が2人で登下校なんてしてたらカップルだなんだと囃し立てられるものだが、俺達に至っては最早お決まりの組み合わせみたいな扱いだった


あの子はそんな周りの扱いに不満は無かったようだけど、俺は違った






そんな日々のとある夕暮れ


あの子は俺に相談を持ち掛けた



「あのね、私 好きな人が出来たの、、、」

心臓が強く鼓動するのが分かった



「でもね、嫌われるのが怖くて告白出来ないの、、、どうすればいいと思う?」

内心嫌われてしまえばいい、と思った俺は最低だと思う



それでも本心を隠して精一杯アドバイスする

「じゃあ告白しないまま後悔して終わるだけでいいの? 俺だったら告白されて付き合うことにはならなくても嫌うことなんて絶対無いけどな。」



「そっか、、、 そうだよね。 うん、頑張ってみようかな。ありがと」

その一言を最後にあの子は家に帰るまで一言も喋らなかった






次の日の夕暮れ


俺はあの子に告白された




「あのね、昨日の相談のことなんだけど」

「うん。無事に告白出来た?」

「、、、ううん。」

「そっか、残念だね。」

「ちっ、違うの‼︎ 私、これから、、、今から告白するの」

「え?」

「だから、その、ね。今さら好きになっちゃったの、、、ずっと一緒にいたのに。私じゃダメかな?」


ダメな訳無いじゃないか
「ダメな訳無いじゃないか」


次の瞬間、思ったことがそのまま口に出ていた






それが去年の今日、ここで起きた幸せの始まりの一欠片


隣で笑う君を見る




「ありがと」

「え?」

「なんでもない」

「何それズルい」