以前から、ひよこ豆の煮汁や水煮缶の汁は、アクアファバと言って、ヴィーガンでは卵の代用(卵白の代用)として使えると聞いていて、最近は、スーパーでもアクアファバが売られる様になっていました。
先日、乾燥ひよこ豆を煮たので、その煮汁を使って、卵を使わないケーキを焼いてみたいな~と思って、試してみる事にしました。
少し煮汁を煮詰めたのがこちら。
水煮缶の汁だったら、そのまま使える様です。
ひよこ豆の煮汁は、卵の代用と言うよりは、卵白の代用になり、これでメレンゲを作る事もできるらしく、ヴィーガンの中では、よく使われる様なので、まずは、本当にメレンゲができるのかちょっと泡立ててみました。
本当にちゃんと白く泡立ってきました。
もっと泡立てればもっと角が立つ位まで泡立てられそうですが、今回は、どんなもんか試してみたかっただけなので、ここまでしか泡立てませんでした。
メレンゲ菓子は、そこまで好きじゃないので、今回は、卵の代用としてひよこ豆の煮汁を使って、パウンドケーキを焼いてみる事にしました。
何度か紹介しているレモン酢に漬けてたレモンを使ったレモンケーキ。
いつもは、アールグレイティーの茶葉を混ぜて、レモン&ティーケーキにする事が多いんですが、今回は、アールグレイではなく、ローズマリーを加えてみる事にしました。
ローズマリーブレッドも好きなので、レモンとも合いそうだな~と思って。
ヴィーガンではないので、今回は、バター使用しました。
レモン酢のレモンも小さくカットして、ピール代わりに混ぜてます。
柔らかくなったバターとヨーグルトと砂糖をよく混ぜてペースト状にしておき、そこにこの泡立てたひよこ豆の煮汁を混ぜて、泡立て器で、ガーッと混ぜたら・・・
あらら・・・
せっかく白く泡立ってたメレンゲがあっと言う間に煮汁に戻ってしまいました
つまり、水分とバターが分離した感じの状態です
(写真撮っておけば良かったなぁ)
この状態から乳化状に戻すことはできなさそうなので、諦めて、ここに粉を混ぜて、レモンとローズマリーも混ぜて型に流しました。
上の材料写真にコアントローが写ってますが、風味付けに入れようと思ってたのに入れ忘れました
上にレモンスライスを並べて、オーブンで焼きました。
こんな感じで焼けましたが、やはりあまり膨らんでません
竹串でさして、生地が付いてこなかったので、焼けてるな~と熱いうちに型から取り出したら・・・
ケーキの生地が柔らかくて、少し崩れました
卵じゃないから?、生地がホールドしてない
しばらく冷めるまでこのまま放置しておいたら、少し生地が固まってきてたので、型から出さずに冷ませば良かったかもです。
冷めてから、試食です。
膨らんでないから、高さもないしで、2切れカットしてみました。
見た目は、ドシッとしたケーキの様に見えますが、実際食べてみたら、そこまで重くはなく、味は悪くなかったです。
ローズマリーもう少し入れても良かったな。
レモン風味で生地も軽めで悪くはなかったけど、やはりひよこ豆の煮汁は卵白の代用であって、卵の代用としては、難しいのかな?
確かにアクアファバでメレンゲを作ってるレシピはいっぱいあったけど、ケーキに使ってるレシピはあまり見つからなかったんですよね。
勿論、卵なしのビーガンのケーキレシピは色々ありますけどね。
ただ、今回は、バターをペースト状にして混ぜてしまって、せっかくのメレンゲをダメにしてしまったので、今度、溶かしバター又は、ベジ油か何かにして、泡立てたメレンゲを粉と混ぜてから油分を混ぜてみるか?
それでもやはりメレンゲが液状に戻ってしまうか?
もう煮汁全部使い切っちゃったので、次回、ひよこ豆を煮た時は、又、試してみたいな~と思います
(こういう実験みたいな事好きなんです)
おまけ
このひよこ豆の煮汁は、日本のカレーを作った時にも使ったんですが、実はこれがすごく良かったです。
半分煮汁、半分普通の水で煮ました。
この日は、日本のカレールゥで作ったチキンカレーでした。
夕方からちゃっちゃっと作ったカレーだったんですが、この煮汁がいい感じにとろみがついて、まるで2日目のカレーの様になりました。
(後、醤油麹をちょっと入れました。)
いつものカレーが更に美味しくなったので、ボンにも大好評でした。
今度、スパイスから作るカレーでもこのひよこ豆の煮汁使って作ってみたくなりました。
ひよこ豆の煮汁や水煮缶の煮汁があったら、捨てずに是非、お試し下さい。