日本でも大きなニュースとなっている様ですが、国民投票の結果、EU離脱派がまさかまさかの僅差で勝利。
朝、起きてこの結果に呆然とする私達・・・
我が家は残留派でした。
僅差、僅差とは騒がれていましたが、本当に僅差でした。
離脱派51.9%、残留派48.1%。
まさか、このたったの2%で離脱が決定してしまうなんて・・・
我が家は、ボンはブリティッシュで、私はEU圏出身ではないので、すぐに我が家の生活がどうこう・・・と大きな問題が出てくる事はありませんが、これから、EU圏との貿易に高い関税がかけられたりすると、生活する上で、食料品(イギリスは他国からの輸入も多いので)や物品の値上がりが考えられるし、残留派が多かったスコットランドや北アイルランドでは、EUに残留しないのなら、UKに残っている意味はないから・・・と2年前に独立できなかったスコットランドが又、独立を再考する動きが出てきてて、北アイルランドもアイルランドと連合して、EUに残りたい・・・なんて話もどんどん活発化していて、今後のUK存続も危うい状態です。
そして、一番、困ってる、怒ってる人達は、EU圏出身の人で、ビザなしでイギリスに住んで仕事、勉強をしている人+その家族、その逆で、ブリティッシュで、EU圏の国でビザなしで生活してる人+その家族は、これからビザを取得しないといけなくなると思います。
そういう人対象に何らかの緩和規制ができるのか?ビザの取得有無によっては、それぞれの国に帰らなければならなくなる人も出てくるのではないかと思うんですよね。
更には、イギリスに進出している海外の会社もEU間との貿易がスムーズにいかなくなるなら、イギリスから撤退して、他のヨーロッパの国に会社を移転するなんて、話も出てきている様です。そうすうるとそういう会社で働いてる人達にも影響が出てくる訳です。
ただ、離脱票に入れた人の中でも既に後悔している人も沢山出てきてて(そんな事今更言ったって・・・って感じですが)、本当にこのまま物事がスムーズに進むとは思えません。
残留派を推めてたデイビット・キャメロン首相もEU離脱と言う結果が出て、辞職を決め、10月の選挙で後任が決まる事になっています。
離脱するのに移行期間が必要で、投票結果、すぐに状況が変わった訳ではありませんが、これから徐々に色んな事が見えてくると思います。
正直言って、今後のイギリスの展望はあるのか?と不安ですが、今は、EU圏の国もイギリスに続き、離脱を考え始めてる国も出てきてるとか。
これから、本当にどう変わって行くんでしょうか???
そして、この国民投票が近づくに連れ、ポンドが安くなってきてましたが、この結果が出て、更に、ポンドがどんどん安くなってきてます。
私が日本に残してるポンド貯金は、もう目も当てられない状態です
(ちなみに私がイギリスに移って来た頃は、ポンド高で、1£=270円位の頃で、この貯金は、1£=230円位の時の物なんです。今現在1£=140円弱です。)
でも・・・
実は、我が家は現在、ボンが日本の会社から一部、仕事をもらっていて、日本円での収入もあるんですが、こちらは、嬉しい悲鳴
ポンド安は、このまましばらく続いてくれてもいいかも
勿論、イギリスの経済を考えると困るんですけどね。
さて、昨日は、ボンが知り合った日本人のお友達マイちゃんが我が家に1泊で遊びにきてくれました。
彼女は、ランカスター大学で博士課程を学んでいる学生なんですが、ひょんな事からボンと知り合い、3月の初めにランカスターに会いに行ってきました。
電車だとプレストンの隣駅(15分前後)、車でも高速使って、30~40分位です。
ランカスターに行った時の写真をアップし損ねてたので、ここでちょっとだけご紹介。
こんな石壁に囲まれた中庭には、綺麗な花壇が見えてました。
ここは、何の建物だろう?と思ってたのですが、Penny's Hospitalと言って、1715年3月2日、ランカスターの名士William Pennyの遺書によって、ランカスターに住む貧しい高齢者の為に私設救貧院として遺された場所らしいです。
現在は、チャリティー団体が管理し、高齢者の独身者やご夫婦が滞在できる宿泊所になっている様です。
街中はこんな感じ。
ここの木には、こんなデコレーションがされていました。
ボンもランカスター大学を卒業していて、ランカスターはボンにとっても懐かしい場所。
こちらは、Market Square(マーケット広場)にあるLancaster City Museum(旧タウンホール)。
実は、ボンはここで待ち合わせのつもりでした。
でも、日本人らしい女性は見つけられず・・・
ボンは、もしかしたら、旧タウンホールじゃなくて、現タウンホールの方にいるかも・・・と慌てて、そちらへ向かいました。
(ボンの携帯の番号は教えていたけど、この時、ボンは彼女の番号は聞いていなかったんです)
Dalton Squareに着いたら、ちょうどそれらしい日本人女性がいて、彼女も私達に気付き、無事、会う事ができました。
こちらは、Victoria's Monument
この後ろに写ってるのが、現タウンホールです。
横から見ても大きな素敵な建物です。
こちらは、元教会の建物ですが、現在は、インディアンレストランになってました。
元教会がPubになってるところは、今までも何度か見てきましたが、インディアンレストランと言うのは、ちょっと珍しかったです。
私達は、カフェでランチしながら、少しおしゃべりして、その後、以前ランカスターに来た時、立ち寄ったアジアン食材店に立ち寄りました。
久しぶりに行ったんですが、プレストンの小さな中華食材店(親戚が経営してるという話も)よりもずっと広くて、日本食材も色々豊富になってて、ビックリ。
ただ、2月中旬に日本から帰ってきた私達は、この日は、特に欲しい物はなかったので、何も買わなかったのですが、プレストンより、ずっと便利そうです。
マイちゃんもまだ時間があると言うので、この後、一緒にPubに行って、軽く1杯飲んでから帰る事にしました。
ランチで立ち寄ったカフェの近くで見かけたこちらのTHE TAP HOUSEへ。
なかなかおしゃれな雰囲気のPubでした。
ちょっと夕方早めだったので、中はガラガラですが、この後、徐々にお客さんも増えてきてました。
実は、マイちゃんは、この日、イギリスでPubに入ったのが初めてでした。
昨年の9月にランカスターにやって来て、大学構内の学生用のフラットに住んでるそうで、普段は、ほとんど構内で過ごしていて、食事も自炊していて、外食もほとんどした事がないとか。
だから、Pubに来ても何を注文していいのかわからなくて、私達はイギリスのビール(リアルエール)が好きだから、リアルエールにするけど・・・と言ってたら、彼女も飲んでみると。そしたら、お店のスタッフさん、ちょっと試飲してみる?と言ってくれて、彼女に試飲させてくれました。
それで、彼女も湖水地方のビールを注文しました。
色々話していたら、学生なので、休みの時には、あちこちヨーロッパやイギリス国内旅行もしていた様ですが、Pubに来たのも初めてで、イギリス料理と言う料理もほとんど食べた事ないし、よく知らないと言う話になり、プレストンまではランカスターから電車で駅1つだし、構内のバス停からはプレストンまでのバスもあると言うので、今度うちに遊びにおいでよ、イギリス料理作ってあげるよって話になったんです。
イースターホリデーには、イタリアに旅行に行くと言っていたので、その後にでも・・・と言ってたんだけど、彼女のところに日本から友達が遊びに来る事になったから・・・とか色々、重なって、延び延びになってて、やっとこの週末にうちに来る事になりました。
今日は長くなったので、おもてなしの様子は、又、後日に。