キプロス旅行 観光編 1 | Lancashire スローライフ

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何日かビーチサイド、プールサイドでのんびりしたので、私とボンはちょっと観光する事にしました。

キプロスは、四国の約半分の大きさしかないらしいのですが、文化的建造物や遺跡、アフロディーテ誕生の伝説を生んだ場所など、見どころも色々あるのです。
とりあえず、徒歩で行けたパフォス城に向かいました。

前々日まで、賑やかだったパフォスのメインストリート(左下)。

  


前日から、海側に並んでたストールがなくなって、ガランとして、寂しくなってました(右上)。

私達は、いつも出店が並んでると思って、まだゆっくり見てなかったんですが、そう言えば、空港からホテルに向かう際、タクシーの運転手さんが、明日は町のお祭りなんだって言ってたのを思い出しました。
お祭りだったから出店がずらっと並んでて、人の出も多かったようです。

  


私達の滞在しているホテルからも見えていたパフォス城までは、海を見ながら海沿いの道を歩きました。
パフォス城の前は、ハーバーで、沢山のヨットやボートが停泊してました。


これが、パフォス城です。
パフォスの港を守る為のビザンチン時代の砦。
1222年に地震で壊れ、1373年に改築され、建設当初にあった2つの塔は15世紀末に片方が地震で崩壊し、もう一つは、16世紀にベネチア共和国に破壊され、1592年にオスマン帝国に修復された物が現在の城となっています。

  


中はこんな感じになってて、1階にある2つの小さな部屋は、独房として使われていた部屋で、トルコの駐屯兵が住んでいた時は、中央をモスクとして使い、右の写真の2階に住んでいたようです。
イギリスが植民地としてからは、塩の貯蔵庫として1935年まで使っていたそうです。

城の屋上に上ると、

 


ハーバーが見下ろせ、遠くに私達の滞在しているホテルなどのある町並みが見渡せました。
反対側は、右のような綺麗な穏やかな海が続いてます。

  


お城を後にし、別な場所からは、ちょっと波立ってる海も。
見る角度によって、海の表情も色々変わりますね。

こんな風に船の修理?それとも色の塗り替え?かな、作業している人達もいました。

私達が次に向かったのが、古代遺跡群。
パフォスは、ユネスコの世界遺産として、文化遺産「パフォス」と登録されていて、特にモザイク画が有名なのです。



この古代遺跡群の入り口で、入場料を払って、中へ入ると小さな資料館になっていて、遺跡の説明文や映像が見る事ができました。
広大な範囲で遺跡群が色々見れるのに、入場料たったの€3.40は安いです。


こんな海岸脇にかなり広大なエリアで遺跡群が残っています。

屋外にあるテセウスの家・アイオンの家

テセウスの家は、2世紀末に建てられ、7世紀まで使われた。部屋数が100を超える大規模な邸宅である為、キプロスの行政官が暮らした邸宅だったと考えられています。

アイオンの家は、部分的に発掘が行われていて、4世紀中頃の作とされるモザイクが見つかっています。

モザイクは、ギリシャ神話等を題材にして描かれている物も多いそう。



壁や柱の一部が残ってます。


このモザイク、かなり状態がよいまま、残ってます。


よ~く見ると、中央の絵の回り、迷路のようになっていました。
ボンがこの神話を学校で勉強した記憶があると言ってました。



こんな遺跡を見てると、ローマのフォロ・ロマーノで見た遺跡を思い出しました。


一部消えかけてる部分もありますね。
すごい細かいモザイクで、文字が入ってる物もありました。




他にもかなり沢山のモザイク画がいっぱいありました。
中には、ほとんど消えかけてる物もありましたが。

  

こんな柱の一部やローマ時代の浴場跡かな?と思われるところも。


そして、こんな遺跡発掘作業をしているところもありました。
若い子達も多かったので、考古学でも学んでる学生達なんでしょうか?
まだまだ遺跡の発掘作業は続いてるようです。
手で探りながらなので、時間もかかるんですよね。


ここから更に先に進むとディオニソスの家があります。
こちらは、外壁を新たに作り、モザイク画の床を保護し、昔の家を再現して見学できるようになってました。
2世紀末に建てられた中庭を中心に部屋が並んでいる大きな邸宅でした。
建物は、4世紀の地震で崩壊したようです。
内部は写真撮影禁止だったので(撮影している人もいたんですが)、写真を紹介できないのが残念ですが、屋外のモザイクより、大きな床面のモザイクが保存状態いいまま残っていて、4シーズンや狩りのモザイクを表現した物など、見どころ満載でした。

遺跡群、まだまだありますので、今日はこのへんで。