キプロス旅行 ホテル食事編 | Lancashire スローライフ

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イギリスLancashireより、何気ない普段の生活を紹介しています。
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キプロスは、正式名称キプロス共和国で、EU加盟国。
ギリシャ系住民とトルコ系住民の混在する複合国家だったのが、1974年以来、南北に分断されて、島の北部約37%をトルコ系住民が住み、北キプロス・トルコ共和国とギリシャ系の住む南キプロスとに分かれ、事実上ギリシャ系によるほぼ単一国家民族となっています。
北キプロスに入国したとパスポートに判が押されていると、その後、南キプロスの入国は拒否されるなんて話もあるようです。
ネットで見つけた情報によると、今は北キプロスにも普通に行き来ができ、南キプロスから北キプロスに入国し、又、南キプロスに戻る場合は、別紙にスタンプを押してもらうとかそんな事もできるようですが、いまだに南北問題は色々あるようです。

私達が滞在したパフォスは、南キプロスにあたり、キプロスは旧イギリス植民地で、1960年に独立した事もあって、イギリス人観光客も多く、ホテル周辺ではどこでも英語は通じるし、アイリッシュパブやイングリッシュパブなどもあったり、レストランでもイギリス料理(フィッシュ&チップス、イングリッシュブレックファースト、ベークドビーンズオントースト)とか見慣れたメニューがあちこちにいっぱいでした。


イギリス人って、保守的であまり新しい物挑戦しない人多いから、こういうメニューも受け入れられるのかな?
私達は、旅先では、その国の食べ物・飲み物を楽しみたいので、ちょっとビックリでした。

私達のホテルでは、ハーフボードと言って、朝食・夕食が混みだったので、毎日ホテルでのバイキング式でランチだけ外でちょっと食べたりしました。


テーブルは屋内と屋外にあって、私達は8名で大人数だったので、テーブルが用意できるところで、その日によって色々でした。

ホテルのディナーメニューも笑っちゃうのが、

1日目(日曜日):イングリッシュロースト
2日目(月曜日):フレンチ
3日目(火曜日):イングリッシュ(Diamond Jubileeだったかららしいのですが)
4日目(水曜日):魚とパスタ
5日目(木曜日):オリエンタル料理(Far East)  
6日目(金曜日):キプロス料理
7日目(土曜日):イタリアン

まず、到着した日がイングリッシュローストと見て、みんなガッカリ
せっかくホリディーでキプロスまで来たのに、ここでもロースト?と。



ボンが食べてたローストラム。ヨークシャープディングもありました。

キプロスはラムも美味しいと言う事で、ボンはラムを選択したようですが、私もちょっと味見したら、確かにとっても柔らかくて美味しいお肉でした。

でも、私は、バイキング式なので、前菜やメインのサイドとかの料理をちょこちょこ食べてるだけで、お腹いっぱいになったので、私はローストは食べなかったんですけど。

  


イカやタコのサラダ、メカジキのマリネ、ナスのグリルとかとっても美味しかったです。
サラダ系は充実してたかな。
他にもサーモンパイとかカネロニとか。

2日目も実は、フレンチとは言っても、メインはローストで、ソースがちょっとフレンチスタイルというだけでした。 
この日も私は、ローストは食べずに、前菜・サイドメニューをちょこちょこと。

  


この日食べた、ウォルドーフサラダ(Waldorf Salad)、左上の白いソースの物です。
初めて食べたんですが、ニューヨークのウォルドーフホテルのオリジナルサラダとして有名だそうです。
ヨーグルトとリンゴ、レーズン、くるみなどが入ったサラダで、リンゴが結構大きくゴロゴロ入ってて、気に入りました。

そして、いくらDiamond Jubilee Weekだって言ったって、1日あいただけで、又イギリス料理ってどういう事?と。
こちらのホリディーは、みんな1週間位滞在する人も多いので、こんな重なったメニューじゃちょっと・・・と思いましたよ。
まぁ、レストランに行ってみたら、この日のメインはさすがにローストではなく、コテージパイ、フィッシュ&チップスでしたが。



ホテルでもDiamond Jubileeのイベントを色々やってて、この日は、ホテルの敷地内に大きなスクリーンを用意して、式典をTVで流したりしてたんですが、ディナーの時もこんなコーラス隊が合唱してくれてました。


4日目は魚とパスタもメインは目の前でパスタを作ってくれた(ソースとパスタを選んで)んですが、最終日もイタリアンで、メインはパスタとピザでした。

ちょっと楽しみにしてたオリエンタル料理の日。
この日は、ディナーの前、夕方30分程でしたが、ホテル宿泊客がカクテルパーティーに招待されていて、スパークリングワイン、赤ワイン、白ワインにいくつかカクテル類とジュースを無料でふるまってもらえました。



このパーティーでたまたま、ホテルのシェフ1人とお話する事ができたのですが、私を見るなり、日本人かい?とイギリスでは大抵、中国人?って聞かれるので、ちょっと第1声に驚きました。
今日はオリエンタル料理の日なので、お寿司もあるよって言うから、私がちょっと盛り上がってきてたら、でも、そんなに期待しないで!と。
話してるうちに、どうやら寿司シェフは日本人ではなくて、フィリピン人だから・・・と言ってました。

その日のディナーどんな料理があるかと思ったら、結構ガッカリした物も多数でした。

  


お寿司は、まぁ海外ではこんなもんかなぁ。後は、中華もまぁまぁの味。
天ぷらは、あまり期待してなかったけど、やっぱりイギリスで出てくるようなフリッターだし、トムヤンクンってスープ(左下)も全然酸味もないし、エビも入ってないし、全く違うスープで、スープの味は美味しいけど、トムヤンクンではないなぁって。韓国キムチ(右下)は、もう見るからにしてこれ違うでしょ~と思いながらも食べてみて、やっぱりね。ただのキャベツのピクルスって感じでした。
写真見ても、違うってわかりますよね?
これをキムチって呼んじゃうんだから、驚きです。

  

ボンも大好きなマレーシアのレンダンカレーを見つけ、食べたら全然違う味わいでガッカリだったとか。
まぁ、それだけヨーロッパでは本物のアジアの味を知ってる人はまだまだ少ないって事かな?

確かにカクテルパーティーで会ったシェフにあんまり期待するなって、そう言えば言われてたんですよね。

やっぱり一番、みんなも楽しみにしてたのは、キプロス料理。
金曜日にやっとやっとキプロス料理の日がありました。

  


ズッキーニの花ってたまに料理番組とかで目にしてて、ずっと食べてみたいなぁって思ってたのが、詰め物されてありました。
この中身、何が入ってたのか実は、はっきりわかりません。
鶏のひき肉みたいな感じだったけど、たぶんひよこ豆の粉とチーズとか混ぜたベジタリアンの物だった気がします。
お花は、ほんのり苦みがある程度で、この中身とバランスよく、すごく美味しかったです。
後は、ナスやピーマン等にご飯が詰まった物とか、トルコのケバブみたいな焼き鳥とかもありました。

デザートは、写真がないのですが、毎晩5,6種類のケーキと1種類のアイスクリームとフルーツがその日によって、違う物で出てきました。
普段、あんまりデザートは食べないのですが、バイキングのいいとこは、ちょっとずつ味見ができるとこですよね。
私が気に入ったのは、ピスタチオのケーキとマンゴームース、ストロベリームース、クリームブリュレ。
苦手だったのは、セモリナケーキ。これは、全然味がなくて、ガッカリでした。
ここのケーキ、チョコレート系は別として、どれも甘すぎず、くどすぎず、特にムース系は、フルーツの味が濃厚ですごく美味しかったです。
マンゴームースは、もう1回食べたいなぁと、リピ待ってたんですが、残念ながら、1回限りの出会いでした。

朝食のビュッフェは毎日同じメニュー。
ほぼイングリッシュブレックファースト。
イングリッシュソーセージにベーコン2種類、マッシュルーム、ベイクドビーンズ、焼きトマト、いり卵など。目の前で目玉焼きかオムレツはオーダーして作ってもらえました。
後はパンケーキ、ヨーグルト、フルーツ、チーズとハム類3種、ナッツ類にレーズンや干しいちじくなどとシリアル。
ジュースも搾りたてオレンジジュースの他、グレープフルーツ、グレープ、トマト、アップル、クランベリー等。
種類は豊富だけど、さすがに1週間も滞在したら、飽きてきちゃいました。
ただ、さすがにヨーグルトはグリーク(ギリシャ)ヨーグルトやフェタチーズはとってもクリーミーで美味しかったです。
ハロミチーズ、特にアナリチーズは生は、いまいちって感じでしたが。



キプロスは、夜8時半位には暗くなってしまうので、外のテーブルで食べる時は、こんな感じでキャンドルやランプがテーブルに置かれました。
最後の日、混んでて、8名のテーブルが準備できないと少しロビーで待ってて、バーでちょっとワインを飲んでたんですが、飲み終わらなかった白ワインをボンが持ってテーブルに着きました。
この日は、ワインと水を頼んだのですが、ウェイターがみんなの小さい方のワイングラスに水を入れてくれて、そしたら、なんとボンのワインのまだ少し入ってたグラスに気付かずに水を注ぐと言うハプニングが・・・
確かに暗くてよく見えないし、きっとディナーテーブルでは、小さいワイングラスは水用で、大きいワイングラスがワイン用なので、まさかバーで飲んでたグラスを持ちこんでるとは思わなかったんだと思いますが。

食事のメニューの配慮とか、ちょっとスタッフの気配りやサービスなんかは、他にも色々問題があって、5つ星のホテルとしては、残念だったなぁと思います。
いいホテルではあったんですけどね。