東京Lana tre (ラナトレ)
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手作りニットでおしゃれする
ニットウェアデザイナー&編み物師範 Lana tre (ラナトレ)竹内聡子
<ホームページブログ>は こちらから
先日の対面レッスン中に、デザインすることについて、生徒さんとお話しする機会がありました。
どんなふうにイメージして、形にするのか?とか、
何からヒントや刺激を受けて、アイデアやデザインが浮かぶか?というもの。
生徒さんから
「花を見て、柄を作ることは出来るようになったけど、
形のないイメージを、デザインにおこすって、全然出来ない」
というのを聞いて、私はどうやってる(・・?と、改めて振り返ってみました。
こちらでも繰り返しお話しをしていますが、わたし竹内は、
一言でいうと「何からも」が正直なところ。
若いころ、洋裁大学や、編み物教室でお勉強していた頃は、刺激を求めて
特に大きなコンテスト前などには、デザインソースを「探しに」旅行に出かけたりしていました(^_^;)
いや~若い。
まだ、人生経験もなく、自分の中から生み出すには、ピースが足らない、なんて
感じていたのだと思います。
デザインする仕事に就きたかったせいもあって、年を重ねたら感性が鈍ったりして、
デザインが浮かばない、出来ない、なんてなるのではと、ちょっと恐怖があったり。
そして、デザインソースは特別なものから、なんて肩に力が入っていたのかな。
ホント、若い、考えが(^_^;)
今は、ないです(^-^)
自分の重ねてきた人生の中に、ちりばめられているピースが
日々の生活の中の、ほんの少しのきっかけで、一つに固まる感じ。
テーマを自分で見つけて、持つことも、とても大切です。
自分で見つけて考えるからこそ、それぞれの個性が出てくる、からなんです。
視覚だけでなく、五感、六感から
デザインソースも、形にしたいものも、身近や、目の前にあって、
それをつかむか、スルーするか、の違いなのでしょうね(^-^)
言葉にすると、こういう感じでしょうか。
企業で商品として、デザインしていたときの方法とは、違っています。
今は、もっとパーソナルなところから。
けれど、デサインの仕方は、デザイナーによってそれぞれあって
誰もが、自分の方法を持っていると思います。合う方法を見つけないと!(^-^)
美大出身の売れっ子作家さんの友人とも、いつもそんなこと話しています。
ですので、生徒さんがオリジナルを作れるようになりたいと、目指しているとしたら
自分のスタイルを持つことだよって、お話ししていますよ。
これは、簡単ではないし、練習も必要ですね。
でも、企業デザイナーのように、ブランドを背負って、何千万、何億と、
売り上げを出さないといけない(T_T)、
という物作りではないですよね(^-^)
もっと、もっとも、リラックスして、自分の好きをいっぱい集めて
自分で「これいい思う♪」を、楽しみながら形にしていく。
これで、いいのではないでしょうか(*^-^*)
アイデアがあっても、技術を持たないと、形にできません。
技術ばかりで、テーマやアイデアがないと、いつも同じようなものになるか、
誰かのアイデアを真似たり、アレンジしたりで、オリジナルとは離れて行ってしまいます。
なので、私は竹内は、
アイデアを形にするヒントを投げこんだり、形にする技術のサポートをしたり。
生徒さんに寄り添う伴走をするのが、役目だって思っています(^-^)