先週ぐらいまで10回シリーズで日経の文化欄に連載されていた。


選者は兵庫県立美術館学芸員の服部正氏。


山下清氏以外は知らない人ばかり。小さな写真なのに作品から放たれるものすごいパワーを感じ、圧倒された。

目の離せない好企画だった。

設定は非常におもしろく、これからどうなるの!?

という感じだっただけに、ちょっと無理矢理なハッピーエンドに肩すかし。


夫の浮気相手だった葉月は解雇されてどうなってしまうのだろう。

葉月を破滅させた主人公に屈折した愛情をもつ青年にも不満。

なんというか、あれだけ魅力的だったのに最後一気に去勢されたかのようにおとなしくなってしまって・・・。


どろどろとしてそうでしてなかったというか何というか・・・。


余談だが、チュニックなど、衣装の描写がいかにも現代なのに、シャンペンという表記が古めかしい。

現代にするならシャンパンにしてほしかったが、敢えてこだわりなのだろうか。


それとも、表記の仕方で作家の年齢がわかるバロメーターになるかしら。

後味悪い・・・のは、登場人物に反省がないから。

でも、反省って何?


勝手に遅咲きの大型新人と、ものすごく年上の人をイメージしていたが、著者は同世代だった。