サンチャイさんはアメリカやオーストラリアなど海外の愛好家から高い評価を受けているブリーダーさんです。農園の敷地には所狭しとプルメリアが植えられており、主にカット苗で海外に出荷しています。
サンチャイさんはプルメリアを種から育ててオリジナル品種を作っているブリーダーさんなので、所有する品種は数えたこともないそうです(笑)
育てている品種数を聞いて見たら間違いなく数千単位であるんじゃないかなと笑いながら話していました。微笑みの国のブリーダーさんはとてもおおらかな人柄の方が多い気がします。
農園が手狭になってきたので新しい農園用地を近くに取得して移転するために造成工事を行っているそうです。サンチャイと話してると育種に対する情熱と理論は半端ないことがすぐにわかります。
バンコクの朝は比較的過ごしやすいですが、雨のあとに晴れたりすると驚異的に蒸し暑くなり不快指数がMaxになってしまいます。
そんな時にサンチャイの奥様がさりげなく冷たい飲み物とフルーツを出してくれるのも毎回恒例のおもてなしです。
サンチャイさんの農園には無数のオリジナル品種がありますが、育種用の遺伝資源として原種やタイの古典品種もたくさんコレクションとして保有してらっしゃいます。
オリジナル品種は多数あるので、まだ名前のないものや出し惜しみ?しているものが沢山あって、行くたびに引き出しから新たな品種が出てきます(笑)
サンチャイさんの農園にはいつも朝の涼しい時間にお邪魔して朝のうちにサクッと写真をとったりて帰るつもりで行くのですが、気づいたらすぐにお昼になっていて農園でランチをご馳走になるのが恒例行事のようになってきました。で、気づいたら夕食まで一緒というくらい時間があっと言う間に過ぎていきます…。
ずっと興味がありながらなかなか見る機会が少なかったバイオレット系のプルメリアが沢山咲いていたので花を摘んで形や大きさを比べてみました。
日本ではまずこんな贅沢な遊びをすることは不可能でしょう。それにしても、プルメリアの色彩の幅の広さには何年育てていても驚かされっぱなしです。
という感じでサンチャイさんの農園を2度にわたりご紹介させていただきました。日本ではなかなか味わえない雰囲気を感じでいただけたのではないでしょうか?
引き続きタイで見たプルメリアたちを連載にてご紹介していく予定ですのでお楽しみに〜