河合優実も出演している。横浜流星 「線は僕を描く」 | 映画と音楽のある生活

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 公開当時、清原果耶が出演しているので見に行こうかと思ったが、結局映画館では視聴しなかった作品。今回、アマゾンプライムで配信されていたので見てみた。

 人気小説の映画化で、水墨画の魅力に魅せられた若者(横浜流星)の再生と成長を描いでいる。

 正直、視聴後の感想は、作中に水墨画の揮毫のシーンも何度か出て来るが、あまり水墨画の魅力について感じることが無かった。私自身が絵心がないからかもしれない。よかったのはラストのエンディングクレジットが筆で書かれた出演者の名前と水墨画の花が添えられていることだった。

 ストーリーも、バイトで揮毫の設営に来た青年(横浜流星)が偶然、水墨画の大家(三浦友和)に気に入られ内弟子にならないかと誘われるところから始まっているが、何故、青年が大家にそこまで気に入られたかエピソードとして納得性がなかった。

 大家の孫であり若手水墨画家という設定の清原果耶も画家らしい雰囲気が感じられず、彼女の魅力を生かし切れていない様に思う。また、家族を失った青年(横浜流星)の喪失感も深堀ができていないと感じた。

 人気小説の映画化でよくある、端折り過ぎて全てが消化不良の

作品になった様に思える。

 終わってみるとサブタイトルに書いた、「河合優実も出演していたのね。」という感想が一番強く残った。

       アマゾンプライムで視聴