地元の映画館で視聴した。良い作品だと思う。ただ、ストーリーは地味かもしれない。
時代設定は1970年、ボストン郊外の名門バートン校は全寮制で、クリスマス休暇を迎えるところだった。だが、様々な理由でその間を寮で過ごさなければならない生徒もいた。その生徒の子守役を命じられたのは、生徒からも先生からも嫌われている考古学教師のハナムと、息子をベトナム戦争で失ったばかりの料理長のメアリー・ラムだった。
当初、数名いた生徒達も金持ちの父兄がヘリコプターで迎えに来てスキーに出かけてしまう。結局、残ったのは家庭が複雑なアンガス一人となった。
アンガスは、ボストンに行って本物のツリーやスケートがしたいと訴え、しぶしぶ教師のハナムは、彼を連れてボストンでクリスマスを過ごす。
居のこり3人は、パーティに招かれたり、それぞれハッピーエンドで終わるかと思わせるが、最後は教師のハナムがアンガスを自由にさせたことの責任を取らされる。
反抗期の生徒と堅物の教師。そして息子を失った母親である料理長。最後は、純粋なハッピーエンドとはならないが、爽やかなシーンで物語は終わる。