登場人物はクセがあるが、ストリートは素直だった。「ブルックリンでオペラを」 | 映画と音楽のある生活

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 知人との待ち合わせの空時間に、ちょうど良かったので地元の映画館で視聴した。タイトルとアン・ハサウェィが主演ということ以外は予備知識無しだった。

 アン・ハサウェィは、潔癖症の精神科医で、旦那さんはオペラ作家だがスランプで何も書けなくなってうつ状態だ。家に居ても仕方が無いので、犬を連れて散歩に出かけるように旦那を叩き出すアン・ハサウェィ!

 旦那は、こっそりバーで朝から酒を飲むが、そこで恋愛依存症の女性船長に誘惑され、ベッドを共にする。

 でも、そのことにショックを受けて旦那は新作のオペラを創作し、観客より喝采を受ける。

 旦那の浮気に加え、二人の息子とガールフレンドの結婚問題も絡んでストーリーは、思わぬ方向へ進んで行く。

 チケットを買う時点では、オペラに合わせてアン・ハサウェィが主演するユルい恋愛映画と思ったが、登場人物は、クセがあり過ぎて、全員がなんとなく病んでいる。

 特に二人の息子のガールフレンドの父親は、娘が彼とセックスしたことを知ると「未成年との性交」の罪で彼らの息子を訴えようとする。この父親の趣味が「南北戦争」のコスプレなのだから、「アンテベラム」同様に、これも病んでいると思った。

 その割には、全員が平和なラストを迎えるユルい展開となっている。ラブコメというカテゴリーなのだろうけど、余り笑えなかった。